ＡＬＬ　ＴＨＥ　ＴＨＩＮＧＳ　ＹＯＵ　ＡＲＥ：最終回

【ＴＩＴＬＥ】: ＡＬＬ　ＴＨＥ　ＴＨＩＮＧＳ　ＹＯＵ　ＡＲＥ：最終回
【ＷＯＲＤ】: OSCAR HAMMERSTEIN 傔
【ＭＵＳＩＣ】: JEROME KERN
【BEST VERSION】: HAMPTON HAWES / "THE TRIO VOL.1" (CONTEMPORARY : 1955); "MARTY PAICH QUARTET FEATURING ART PEPPER" (TAMPA : 1956); "ART TATUM & BEN WEBSTER QUARTET" (PABLO : 1956); JOHNNY GRIFFIN / "A BLOWING SESSION" (BLUE NOTE : 1957); BARRY HARRIS / "BREAKIN' IT UP (ARGO : 1958); COLEMAN HAWKINS / "AT THE VILLAGE GATE" (VERVE : 1962)
【ＧＵＩＤＥ】: 「こんにちは。志摩子でぇす。」; 「大阪の彰子ですぅ。」; 「温泉まーく大好き女子高生ひなのでーす♪」; 「ついに自ら“すけべ”であることを告白したわねぇ。」; 「えっ、なんでぇ？」; 「“温泉マーク”って言や、すけべ旅館のことやんかぁ。」; 「えっ、そうなのぉ？」; 「今でいうブティックホテルみたいなものよね。」; 「温泉マーク。通称“さかさくらげ”やよね。」; 「さかさくらげぇ？」; 「そう。温泉のマークって、クラゲをさかさまにしたのに似てるでしょ？」; 「あ～ん、なるほどぉ♪」; 「で、温泉マークがどうしたんよ？」; 「うんっ。この前“すきー”に行ってぇ、お昼まで滑って、帰りに“温泉まーく” に入って、気持ちよくなって帰ってきたのぉ♪」; 「まあ、昼間っから。。。」; 「相変わらずお盛んやねぇ。。。」; 「あ～ん、そんなんじゃなくってぇ。。。」; 「ちゃんとしたホントの温泉なの？」; 「うんっ。“ゆーぷる木崎湖”っていうところなのぉ♪」; 「白馬のほうやね。」; 「露店風呂とか“さうな”もあって、６００えんだったのぉ♪」; 「よかったわねぇ。」; 「うんっ、とってもよかったのぉ♪でも、そのあとがちょっぴりよくなかったのぉ。。。」; 「何かあったの？」; 「温泉に入ったあと、くるまで高速を走って帰ったんだけど、くるまに“四角い温泉まーく”が出ちゃったのぉ。。。」; 「四角い温泉マークぅ？」; 「うんっ、こんなのなのぉ。」; 「あ、これはなんかの警告灯やね。」; 「なんだか知らないけど、クルマから湯気が出ちゃうような状態になるとこのマークが出るのよぉ。」; 「なんだかよくワカランけど、きっとよくないことが起こったんよ。」; 「きっと温泉の“たたり”なのぉ。。。」; 「何かタタられるようなことしたの？」; 「男風呂をのぞいたのぉ。。。」; 「あ、ひなのちゃんの“すけべ魂”が貞操な温泉の神サンの怒りをかったんよぉ！」; 「温泉の神様が怒って、四角くなって化けて出たのよっ！」; 「あ～ん、ほんの出来ごころだったのぉ。。。反省して、これからは混浴でココロおきなく眺めることにするのぉ。。。」; 「うん。そのほうがエエでぇ。」; 「でもいったい何のマークなのかしらね？」; 「あたまから湯気がでてるから、なにか怒ってるっていうコトは間違いないのぉ。。。」; 「オーバーヒートかしらね？」; 「うんっ、ひなのもそう思ったんだけど、水温計はとくに異常なかったのぉ。」; 「とにかく何かが熱くなっとることだけは確かやね。」; 「そうなのぉ。だからひなの、とりあえず窓を開けて、“えあこん”も冷房にしてみたのぉ。」; 「効果あったぁ？」; 「ぜんぜんっ！せっかく温泉であたたまったカラダが冷えちゃっただけだったのぉ。。。」; 「のぞきの代償は大きかったわねぇ。」; 「のぞいたけど、それほど大きいのはなかったのぉ。。。」; 「あ～ん、残念。。。って、何の話よっ！」; 「で、“ぱーきんぐ”にとめて説明書を見てみたら、“触媒がどーのこーので排気温度が高くなっちゃったまーく”だったのぉ。」; 「あ、マフラーから湯気が出とるマークやったんやね。」; 「“四角い温泉まーく”じゃなかったのぉ♪」; 「で、このマークが出たときはどうすればいいんだって？」; 「普通の半分の“すぴーど”で走って“まーく”が消えれば、そのまま走ってもだいじゃぶなんだってぇ♪」; 「消えへんかったらどうすんのよ？」; 「くるまを停めて“えんじん”を切るんだってぇ。そのとき、まわりに燃えやすいものがあるとダメなんだってぇ。」; 「ひなのちゃん、ピンチっ！」; 「世界一“燃えやすい”女子高生なのぉ♪って、あ～ん、そんなことないのぉ。。。」; 「まだ自覚がないんやねぇ。。。」; 「で、マークは消えたのぉ？」; 「うんっ。“８０きろ”くらいで走ってると消えるのぉ。でも、上り坂になるとまた“ぱかーっ♪”って出てくるのぉ。」; 「エンジンの燃えかたがおかしいんとちゃう？」; 「そんな感じなのぉ。某○菱製の“えんじん”だから、アシをださないか心配でぇ・・・」; 「そりゃ、むっちゃ心配やね。」; 「だからひなの、アシを出さないように“すかーと”の下に“じゃーじ”を穿いてみたのぉ♪」; 「それはとっても賢明だったわねっ♪って、それにいったいなんの意味があるのよっ！」; 「おかげでなんとか、無事おうちまで帰りついたのぉ♪」; 「冬はやっぱり素股よりジャージやね。」; 「ということで、今週の“気ままに素股らんど”、いってみよぉ♪」; 　　　　　※; 「ちょっとここでお詫びと訂正があるんだけど・・・」; 「あわびと帝政ろしあ？」; 「帝政ロシアの皇帝ピョートル１世はアワビを１個なり食べて“はなぢ”を出したのだった。あ～ん、だからアワビは半個にしておきなさいってオネーサンがあれほど言ったのにぃ。。。って、何の話よっ！」; 「志摩子ねえさん、ノリが長いのぉ♪」; 「で、何が“お詫びと訂正”なんよ？」; 「うん。前回ね、こんな話をしたと思うんだけど・・・」; －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－; 「“オール・ザ・シングス～”を演奏するときでも、イントロだけは“バード・オブ・パラダイス”っていうのも多いよね。」; 「ぺぺぺ～、ぴゃ～、ぺぺぺ～ぺぺぺ～ぺぺぺ～、ぴゃ～♪ぺぺぺ～、ぴゃ～、ぺぺぺ～ぺぺぺ～ぺぺぺ～、ぴゃ～♪ちゃ～ちゃらっちゃ～、ちゃ、ちゃららんちゃららん、ちゃっちゃ～♪って感じよね。」; 「ぜんぜんわかんないのぉ♪」; 「ソニー・クリスが“アウト・オブ・ノーホエア”で演ってるのが、こんな感じだったと思うんだけど・・・」; 「あとで“ちぇっく”してみるのぉ♪」; －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－; 「で、聴いてみようとしたらＣＤが見つからんかったんよね。」; 「かばんの中も、カバの中も探したけれど見つからなかったのぉ。。。」; 「カバの中は探してへんやん！」; 「でね、探すのをやめたらすぐに見つかったんだけど・・・」; 「よくある話なのぉ♪」; 「で、さっそく聴いてみたら、イントロに“バード・オブ・パラダイス”の“ば” の字も出てこなかったのぉ♪」; 「とんでもない大嘘つきやねっ！」; 「志摩子ねえさんのいうことはぜんぜん信用できないのぉ。。。」; 「ぺけぺぺけぺけぺけぇ～、ちゃらららてれれれれれぇ～♪ちゃ～ちゃらっちゃ～、ちゃ、ちゃららんちゃららん、ちゃっちゃ～♪って感じだったのぉ♪」; 「問題外やね。」; 「これからは志摩子ねえさんのこと、“狼おばはん志摩子”って呼ぶのぉ。。。」; 「ちょっとした勘違いだから大目に見て欲しいのぉ♪」; 「健全な“ぢゃづ・びぎなー”を惑わしたからには、そう簡単に許すわけにはいかへんねぇ。」; 「血の２りっとるくらいは売ってもらわないといけないのぉ。」; 「アワビを食べて鼻血をいっぱい出すから許して欲しいのぉ♪」; 「じゃ、許すのぉ♪」; 「鼻血なんか誰が買うんよ？」; 「“はなぢまにあ”がハナシのたねに買ってくのぉ♪」; 「で、鼻血が出たところでプレスティッ血の“オール・ザ・シングス～”なんだけど・・・」; 「むっちゃ強引な展開やねぇ。。。」; 「ざっと調べてみたところ、こんなヴァージョンがあったわよぉ。」; ELMO HOPE / "MEDITATIONS" (1955); "THE MODERN JAZZ QUARTET - THE MILT JACKSON QUINTET" (1952); BOOKER ERVIN / "THE SONG BOOK" (1964); SONNY STITT / "SOUL ELECTRICITY" (1968); 「あと、蟹座の宇宙人が・・・」; MILES DAVIS & JIMMY FORREST / "OUR DELIGHT"; 「・・・っていうのを紹介してたわよね。」; 「あんまり聞いたことのないアルバムやねぇ。マイルスにこんなんあったっけ？」; 「“完全プレスティッジ・ブック”でも調べきれてないのよぉ。おそらく１００００番台とか、そういうマイナーなシリーズなんじゃないかなぁ？」; 「プレスティッジって枚数多いもんねぇ。」; 「“ニュー・ジャズ”のほうもまだチェックしきれてないのぉ。」; 「プレスティッジの傍系レーベルやね。」; 「プレスティッジの傍系レーベルには、他にも“スイングビル”や“ムーズビル” や・・・」; 「“まるかん酢伏見びる”なんかがあるのぉ♪」; 「何なんよそれぇ？」; 「さばぴょんが昨日、おしごとで行った“びる”なのぉ♪富士通が入ってるのぉ♪ 」; 「富士通に勤めるＯＬサンとしては、なんでもっとオシャレな名前のビルにしてくれへんねん！って感じやね。」; 「“みつかん酢、鼻につーんとくるのぉ♪びる”だったらよかったのぉ♪」; 「ねえねえ、君の会社ってどこにあるの？あ～ん、“みつかん酢、鼻につーんとくるのぉ♪びる”なのぉ♪って、ちっともよくないわよっ！」; 「そうそう。ミツカン酢っていうたら、汚夢老師がなんかえらい怒っとったでぇ。」; 「汚夢じいちゃんがぁ？」; 「うんっ。酢を飲むと体が柔らかくなると聞いて飲んでおつたら、局部的に柔らかくなつてしまつたぢゃないか！けしからんっ！って。」; 「それは“お酢”のせいじゃないと思うのぉ。。。」; 「でも本人は、“お酢”のせいで“牡”の機能が台なしになつてしまつたではないかっ！こうなつたらオスマントルコへ行つてやる！って・・・」; 「“おすまんとるこ”でも“せるじゅくとるこ”でも、勝手に好きなところへ行けばいいのぉ。。。」; 「そういえば昔、原宿に“原宿トルコ”っていうんがあったらしいねぇ。」; 「野外ぷれい専門の“野宿とるこ”っていうのもあったのぉ♪」; 「とっても開放的なのぉ♪って、湯冷めするわよっ！」; 「湯冷めぇ～♪」; 「湯冷めむーちょ～♪って、“ベサメ・ムーチョ”歌ってる場合じゃなくってぇ！」; 「“ベサメ・ムーチョ”って言えばタンパのペッパーにエエのがあったよねぇ。」; 「たんぱのぺっぱぁ？」; 「タンパっていうんはマイナー・レーベルの名前なんよ。そこにアート・ペッパーが何枚かアルバムを残しとるんよ。」; 「“マーティ・ペイチ・カルテット”なんかも、実質的にはペッパーのリーダー作よね。」; 「で、そのアルバムには“オール・ザ・シンス～”も入っとるっていうわけやね。」; 「話がうまくつながったのぉ♪」; 「ということで、いくつかのヴァージョンの“オール・ザ・シングス～”を紹介してみたいと思いまーす。」; 「まずはアート・ペッパーのヴァージョンやね。」; 「といきたいところなんだけど、どんな演奏だったかあまり覚えてないのよぉ。」; 「聴いてみればイイのぉ♪」; 「ところが、ちょっとそうはいかない事情があってね・・・」; 「きっと“勤務時間中おさぼり原稿執筆”なのぉ♪」; 「マルカン酢伏見ビル勤務ＯＬは辛いねぇ。」; 「しかも締め切りに追われているのよぉ。これ、更新する当日に書いてるもんだから・・・」; 「とってもせっぱつまってるのぉ♪」; 「ということで、プレスティッジのアルバムの中から持ってるのだけ、記憶を頼りに紹介してみるわねっ。」; －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－; 『メディテーションズ／エルモ・ホープ』（PRESTIGE:1955）; 「昔ね、ＦＭ放送で“リスナーが選ぶぢゃづ名演！”とかいう企画をやってたんだけど・・・」; 「楽器別で選ぶやつやね。本にもなっとったでぇ。」; 「その“名演！ぢゃづ・ぴあの”にこのアルバムが選ばれていたの。」; 「こんな地味なやつがねぇ。。。」; 「うん。本の解説でも“何故こんな地味なアルバムが選ばれたのだろう？”って不思議がられていたの。」; 「どの世界にも“地味まにあ”はいるものなのお♪」; 「あ～ん、安心したのぉ♪って、なんで私が喜ばんとアカンのよっ！」; 「“メディテーション”でもこの曲やってたんだぁ。って感じで聴いてみたんだけど、やっぱり地味だったわよぉ。」; 「エルモ・ホープって、バド・パウエルの幼なじみやったらしいね。」; 「パウエルみたいな凄みはないんだけど、作曲の才能もあって、なかなかいいセンスの人なのよ。でも、いかんせん地味過ぎて、不遇のまま若死にしちゃったのよね。」; 「やっぱり地味だと駄目なのぉ。。。」; 「やっぱりかぁ。。。って、なんで私ががっかりせんとアカンのよっ！」; 「そんな地味ホープの“オール・ザ・シングス～”は、バリー・ハリスの“ブレイキン・アップ”のヴァージョンを限りなく地味にしたような感じでしたぁ。」; －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－; 『ザ・モダン・ジャズ・カルテット／ザ・ミルト・ジャクソン・クインテット』(PR ESTIGE:1952); 「“略すとどっちもＭ.Ｊ.Ｑ”で有名な１枚よね。」; 「“マンハッタン・ジャズ・クインテット”も、略すとＭ.Ｊ.Ｑやよね。」; 「“揉み揉み・じゃーじ・Ｑ太郎”も、略すとＭ.Ｊ.Ｑなのぉ♪」; 「あ～ん、ジャージ揉み揉みぃ♪って、何なのよそれは！」; 「で、“オール・ザ・シングス～”はどっちのほうのＭ.Ｊ.Ｑなんよ？」; 「これはモダン・ジャズ・カルテットのほうね。確かベースがレイ・ブラウンの初代メンバーだったと思うんだけど・・・」; 「“狼おばはん志摩子”のいうことは、あんまり“あて”にならないのぉ。。。」; 「ま、後で調べてみて、もし違っていたら彰子さんが鼻血を出すということで・・・」; 「すけべ本を見て、鼻血を出すのぉ♪って、なんで私が！」; 「で、このＭ.Ｊ.Ｑ版“オール・ザ・シングス～”は、いかにもＭ.Ｊ.Ｑらしい室内楽的なサウンドになっているんだけど・・・」; 「“屋内派ばいぶ・ぷれい”なのぉ♪」; 「そう。ミルト・ジャクソンのヴァイブがいい味出してるのよぉ。」; 「ヨーロッパかぶれのジョン・ルイスとの絶妙のバランスやね。」; 「“かぶれ”と“器具”の併用がたまんないのぉ♪」; －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－; 『ザ・ソング・ブック／ブッカー・アービン』(PRESTIGE:1964); 「ブッカー・アービンっていうのは、とってもくどいテナー奏者なんだけど・・・」; 「癖が強いよねぇ。」; 「ただ、この“ソング・ブック”っていうアルバムはスタンダード集だから・・・」; 「くどくないのぉ？」; 「やっぱりくどいの。」; 「あ～ん。。。」; 「ということで、オチはないけど今週はおしまいっ！」; 「また来週なのぉ♪」; 「この曲もそろそろ飽きてきたから、次回から“BUT NOT FOR ME”を取り上げてみたいと思いまーす。」; 「おすすめヴァージョンとかあったら、どんどん掲示板にカキコしてやぁ！」; 「きっと誰も書いてくれないと思うのぉ♪」; 「ということで・・・」; 「よろしくぅ♪」; | Previous | | Up | Next |