『俳句・短歌のコーナー（その８）』

　「ジャズ人名俳句」、山のよーに届いております。私が作ったのと同じ名前を詠 みこんだのもいくつかありますね。同じ素材をどのように自分流に料理するか、ジャズ のアドリブに通ずる奥深さがあります。

　

　

（作品１）　こらおい源　きけよ人の　話すこと　（ごんあじ）

　

　人の話聞かないからなー、源。（人名）

　

　

（作品２）　このお皿　盆にのっけて　持ってって　（ごんあじ）

　

　やだ。（←わがまま。）　（人名）

　

　

（作品３）　高い皿　盆と正月まで　とっておき　（塩サバ１号）

　

　たまたま作品２と同じ人名を読み込んであります。発想は同レベルですねー。高 価な皿って盆と正月くらいにしか使わないもんなー。こういうのを「とっておき」とい います。（人名）

　

　

（作品４）　宴会だ　今日はぱあーっと　無礼講　（塩サバ１号）

　

その７（作品６）と同じ人名の俳句。「今日は無礼講でいきましょうや。」とか必 ず言うんだよな、総務部長あたりが。（人名）

　

　

（作品５）　横綱や　見ると弱小　バイブ責め　（イリノイ鮭）

　

　どういう意味なんだかさっぱりわからん。楽器名まで詠みこんであるあたり、な かなかの技巧派ではありますが。（人名）

　

　

（作品６）　ちゃんこ鍋　濁る損する　ハヨ食べろ　（イリノイ鮭）

　

　ちゃんこ鍋を早く食べないと汁が濁って損するぞ。なんとなくわかる気はするが 。（人名）

　

　

（作品７）　入院や　只だメロンだ　場所休み　（イリノイ鮭）

　

　入院して場所を休場した。お見舞いに只でメロンを貰ってうれしいなあ。（人名 ）

　

　

（作品８）　古い毛に　バレると困る　アデランス　（関サバ）

　

　古い毛に対する愛着と気兼ねが感じられます。仲良くしようよカツラと自毛。（ 人名）

　

　

（作品９）　きっとある こんなぼくにも　夏の恋　（関サバ）

　

> 恋への淡い期待を込めた清冽な傑作。

　関サバさん、ロマンチストぉ！けど、きっとないと思うぞ、夏の恋。（人名）

　

　

　以下、関サバさんより５０句ほどの作品が届いております。皆さんも頑張りまし ょうね。すでに詠み込まれた人名でもＯＫです。曲名編にもチャレンジしてみましょう ね。

　

　

〈その６の解答〉

　

　　１．ゲイリー・ピーコック　　２．ラリー・ヤング　　３．アニタ・オデイ

　　４．ウエイン・ショーター　　５．サテン・ドール　　６．マイ・アイデアル

　　７．サキソフォン・コロッサス　　８．マイ・ファニー・バレンタイン　　９ ．ラウンド・ミッドナイト

　

　

〈その７の解答〉

　

　　４．ロン・カーター　　５．デクスター・ゴードン　　６．アート・ブレイキ ー

　　７．アート・ファーマー　　８．トミー・フラナガン　　９．イエスタデイズ

　

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