『塩サバ１号のハワイ日記（その５）』

『塩サバ１号のハワイ日記（その５）』

『塩サバ１号のハワイ日記（その５）』

（前回までのあらすじ）参加者全員の期待を一身に担った昼食であったが、エビと貝柱で終わってしまい、コショウまわしの兄ちゃんはバツが悪そうにひっこむのであった。

　あ、この店ね。本来ならステーキも出るはずなのだそうです。昼食だからエビと貝柱だけだったのか。それともウチの会社がカネをけちったか。どうも後者のような気がしますね。なんせ名古屋の会社やからな。喫茶店のコーヒーにピーナッツの小袋をつけないと、「あそこの店は豆もつけんでかんがね。」と言われてしまうような土地柄なのだ。東京の喫茶店では豆が出ないと知って、カルチャーショックでしたね、ワタシは。あと、床屋の休みが水曜日でないというのも。桑名だけか？水曜日休み。最近は月曜休みになりましたが。あと、学校で掃除の時間に机を後ろに移動することを「机をつる」って言いませんか？３日後のことを「ささって」って言いませんか？あした、あさって、ささって。「しあさって」って４日後のことじゃないの？「３（さん）」だから「ささって」、「４（し）」だから「しあさって」。理論的にも合ってると思うのですが。

というわけで、この昼食の席で「２日後にクリントンが来る。」ということが明らかになりました。そうか。５年前からアメリカの大統領はクリントンだったのか。アイゼンハワーじゃなかったのね。青年医師とレコード歌手として売り出した看護婦との恋を描いたメロドラマ。上原謙、田中絹代主演？それは「愛染かつら」。東京サミットの帰りにハワイに寄るそうです。おかげで「真珠湾クルーズ」が中止になるそうです。あ、アホネン伸びません。いや、ラージヒル見ながら書いてるんですが。さ、ホテルへ向かいましょう。シェラトン・ワイキキというところです。３０階建てくらいの立派なホテルです。でも私の部屋は５階。なんでやねん。子供なら落ちてもヘタすれば助かるやん。どうせなら落ちたら即死するような部屋がいいよう。高いところキライだよう。こわいよう。どっちやねん。でも海はよく見えますね。海はいいなあ。寿司にしたり。（ ←それはウニ。）この日の後半のスケジュールは「船に乗って１班、２班で合同パーティ」。それまでに２時間ほど時間があります。とりあえずワイキキでも散策するか。ワイキキはですね、人工の浜だそうです。どっかから砂を持ってきて作ったバッタモンの海岸。おかげで砂浜にはぴょんぴょんとバッタが、跳んでねーよ。横には２キロぐらいあるけど、幅が狭くて２０メートルくらいか。それにしてもとにかく暑い。暑くて暑くてアホネンになりそう。（船木金メダル、原田ナミダの銅メダル！）ウインドサーフィンのレンタルでもないかと思ったのですが、そういうのは見当たりませんでした。普通のサーフボードはあったけど。アホになる前に散策をひきあげてホテルの部屋に帰ることにする。朝３時頃に「モナカ問題」で無理やり起こされ、それからずーっと寝てないのでとにかく眠い。でも「寝るな！寝たら起きれん！」と言われていたので稲葉くん当時２５歳、必死で耐えました。テラスで風に吹かれて海を見ながらジャズ・メッセンジャーズを聴いてました。ブルーノート盤、「チュニジアの夜」。やがて時間になったのでバスに乗って船着き場へ向かいました。船の中でメシを食って騒ぐ、という企画。「サンセット・クルーズ」と言うのでしょうか。フランス料理っぽいメシを食い、ちょっとジャズっぽい生演奏を聴きました。なんでもいいが、この船が結構揺れるの。おまけに化粧の濃いケバい外人のネエちゃんが迫ってきて、おちおちメシを食っている場合ではない。それにしてもハワイって感じがしないねぇ。これなら琵琶湖で「外輪船ミシガン」に乗ってるのとそんなに変わらないねぇ。でも、なんでスキーしながら射撃するんだよ、バイアスロン。今テレビでやってるんだけどね。気の短い、負けず嫌いの人はやめたほうがいいですね。カッとして前を滑っている選手を射殺したりして、もうワヤです。

さ、船から降りたらあとはホテルに帰って寝るだけです。朝３時に起きて１日中動きまわったわけだから、すぐに寝れると思ったのだが、そこが時差ボケ。静子さん、メシはまだか。おじいちゃん、さっき食べたばかりでしょ！って、それは「爺さんボケボケ」。笑いごとじゃないが。とにかく時差ボケで寝れませんがな。普段はむちゃくちゃ寝付きがよくて、布団に入って５分もすれば寝てるんだけど。しかたなく冷蔵庫からビールを出して飲んだりして、なんとか３時過ぎには眠りについたようです。

というわけで次回はハワイでウインドサーフィンをした話などを。いいなあ、連載形式は。オチがなくてもいいんで。

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