『志摩子の秋（その７）』

「こんにちは。志摩子でぇす。」

「地味な彰子ですぅ。」

「清純派ひなのでぇーす♪」

「今日は“渋谷・昇天ナイト”の前におこなわれた横浜プレオフについてのご報告 でーす。」

「といっても、私達３人は参加出来なかったんやけどね。」

「銃後を守る“ひなゆり部隊”なのぉ♪」

「ひなゆりぃ？」

「百合の花のように清楚なひなの〜♪」

「ひなのちゃんの場合、百合の花というより・・・」

「セーラー服百合族って感じやね！」

「何よそれぇ〜！」

「で、横浜プレオフには誰が参加したの？」

「さばさんと鶴見川蹣作さんとコビー。」

「誰なのよ、それは？」

「この横浜プレオフというは、コビーさんから届いた１通のメールから始まったの よ。」

　

> 純情派コビーとしては、超LOVEな関サバ師匠が参加できるんだったら

> あ〜ん、お願い、もう１回してぇ、Una Mas 横浜・ラブラブナイト♪

> がイイかな、って思ってますぅ。

　

「女の子なのぉ？」

「いや、昆布くん！」

「あ〜。亜土ちゃんだけじゃなく、関サバ師匠とも浮気してたんやね。」

「昆布くんの馬鹿ぁ〜！」

「で、本オフの会場は多数決で東京に決まって、関サバ師匠は欠席になっちゃった と。」

「んもー、おしっこ詰まっちゃってぇ。」

「それは結石！」

「ま、師匠は痛風の気があるから、ありえない話じゃないけど。」

「昔、胆嚢を悪くしたらしいしね。」

「で、“横浜で師匠とラブラブナイト”というコビーの夢をかなえるためにプレオ フが開催されたわけやね。」

「そう。その日はちょうどさばさんも相模原にいる予定だったし。」

「で、さばさんの相模原行きは急に中止になっちゃったんだけど、昆布くんの“な ぐさメール”が、さばさんに決断を迫ったのよぉ。」

　

> しかし、パンツにもメンツというものがあります。ここはひとつ、

> パンツの前を立てて、ぢゃなくて、パンツの顔を立てて、横浜行き、

> 慮断行されるのがよかろうと存じます。金曜は半休、キマリですな。

　

「その結果、熟慮断行されることになったプレオフ会は、どんな感じだったのかな ぁ？」

「プレオフの２日後に鶴見川蹣作さんのカキコがあったから、それをちょっと見て みましょう。」

　

　

> 『Ｈｅｌｌｏ　Ｆｏｌｋｓ！』　投稿者：鶴見川蹣作　投稿日：03月28日(日)11 時43分26秒

　

> ご無沙汰しておりました。鶴見川蹣作です。以前に「かわつるみ」なんて

> 無恥無恥な名前で登場したことがございますが、すでにお忘れのことでしょうね 。

> 実は、昇天会の皆様の「アセンション・ナイト」の前夜祭として内密裡に執り行 われた

> 「ＹＯＫＯＨＡＭＡ　ＧＵＩＬＬＯＴＩＮＥ　ＮＩＧＨＴ　〜　毛沢東な夜をあ なたと」

> に特別参加することができ、素敵な夜を体験致しました。

　

「ああ、“かわつるみ”さんっ！」

「えっちなカキコしてた人だぁ。」

「今明かされる、誰もが知っていながら敢えて言及しなかった衝撃の新事実ぅ！」

「“かわつるみ”の正体は関サバ師匠だったぁ！」

「“おこめ”もねっ♪」

「関サバ師匠ってどんな人なのかなぁ？」

「あのカキコから判断して、真の変態やろね。」

「頭のハゲた“えっち”なおじさんだと思う〜。」

「ひなのちゃんのパパみたいな。」

「もぉ、リビドーの塊っ！みたいな。」

「私もそう思っていたのぉ。ところが、さばさんから写真を見せてもらって、もう びっくり！ほら、これよ。」

「うわーっ！普通のお父さんっ！」

「インテリ学者風っ！」

「会社や家では真面目なふりをしているが、一歩裏にまわれば・・・」

「やあ、みんなぁ。実りの秋だね、おこめだねっ！」

「おそるべし関サバあきら、４８歳！」

「なんで“あきら”なのよぉ！」

「ということで、このお話の続きは明日ねっ。」

「ではノミネート作品（２／３）、いってみよう！」

　

　

お題（ビル・ドゲット）

　

（２６）　腐ったものを食べると　ゲッと吐きそうになりますね

　

　　　　　> 食べなきゃいいんです。

　

「ホント、食べなきゃいいのよぉ！」

　

　

お題（ジーン・アモンズ）

　

（２７）　寺院破門す

　

　　　　　> 短句。

　

「あははははは！」

「あえて俳句にしなかったところがミソやね。」

「ひなの、こういうのくだらなくって、好きぃ♪」

　

　

お題（エディ・ロックジョー・デイビス）

　

（２８）　春の画（え）で　色付く女帝　えびす顔

　

　　　　　> 塩通の女帝（誰）は・・・

　

（２９）　家でいい？　六畳で燻す　ベーコン作り

　

　　　　　> 室内に飽きたら屋外で。

　

（３０）　「燃えていい？」　６錠でヒスのおさまる　バイアグラ

　

　　　　　> 効果バツグン！

　

　　　「塩通の女帝って誰？」

「ひなの〜！」

「アンタは女王さまっ！」

「この俳句、最初意味がよく解らなかったんだけど、よく読むと深いのよねぇ。」

「“春の絵”じゃなくて“春の画”なのがポイントやね。」

「いやらしい絵を見てポッと頬を赤く染めるひなの。」

「でも口元がゆるんでるぅ、みたいな。」

「ベーコンの句はどうでしょう？」

「ま、放置しておきましょう。」

「バイアグラは？」

「これはアレね。奥さんが欲求不満でヒステリー起こしてるわけよ。」

「これはなんとかせにゃーと思って、ダンナが奮発するわけやね。」

「バイアグラっていくらぐらいするのかなぁ？」

「個人輸入でだいたい、３０錠で３万円ちょっとみたいよぉ。」

「何錠飲めばいいのぉ？」

「普通は１錠だから、６錠というのはちょっと・・・」

「張り切りすぎぃ！」

「もしくは重症っ！」

「汚夢老師の苦労がしのばれる、ワビ、サビの１句でしたぁ。」

　

　

お題（ジミー・フォレスト）

　

（３１）　かきあげた　うなじ見惚れ　ストーカー

　

　　　　　> うなじマニア。

　

「ひなの、かき揚げ大好きぃ。」

「関係ないでしょ！」

「でもこれは、“うなじマニア”というより“うなじフェチ”やね。」

「もぉ、土用にはうなじなしでは生きられないっ！みたいな。」

「それはウナギでしょ！」

　

　

お題（ウィリス・ジャクソン）：該当作品なし

　

お題（ラスティ・ブライアント）

　

（３２）　脱いだら捨て　ブラいや〜ん♪と　真っ裸

　

　　　　　> そんなあの娘はオシャレ裸族。

　

（３３）　じらしていい？　ブラいや〜ん　とっちゃ駄目ぇん♪

　

　　　　　> じらされると余計に燃えますな。

　

（３４）　濡らす恥部　ライオンと犬　どっちがいい？

　

　　　　　> そりゃぁ犬でしょう。ライオンじゃ危なすぎです。

　

「志摩子センセ！３句共すけべでーす！」

「オトコってやつは・・・。」

「ブラいや〜ん♪が２句。出ると思った、これぇ！」

「“オシャレ裸族”ってのがワケわかんなくってカワイイっ♪」

「この２句に比べると“ライオンと犬”というのは発想は斬新だけど・・・」

「不健全過ぎますっ！」

　

　

お題（フレッド・ジャクソン）

　

（３５）　肌に触れ　「どうぢゃ？」「くぅ〜、そんなことぉ♪」

　

　　　　　> 意外やテクニシャン、汚夢老師。

　

（３６）　モロ画像　法に触れると　釈尊言う

　

　　　　　> お釈迦さまが許しません。

　

「伊達にトシはとってないって感じね。」

「モロ画像のほうは？」

「じっくりと端から端までながめて・・・」

「けしからんっ！」

「一部を拡大したりして・・・」

「けしからんっ！」

「マスク画像の場合はわざわざマスクをはずして・・・」

「けしからんっ！」

「汚夢老師もお釈迦さまも、もぉ解脱してなさすぎぃ！」

　

　

お題（ヒューストン・パーソン）：該当作品なし。

　

お題（スタンリー・タレンタイン）

　

（３７）　女子高生　すっかりばれた　淫行が

　

　　　　　> ひなのちゃん、ピンチ！

　

（３８）　ひなのちゃん　度を越す耽美　多恋多淫

　

　　　　　> 昆布青年苦労が絶えず。

　

「ひなのちゃんっ！」

「なんで２つとも私なのよぉ？」

「でも、地味で名前が出てこないのよりはいいじゃない？」

「あ、確かにぃ。」

「ほっといてんかぁ！」

　

　

お題（ドン・ウィルカーソン）

　

（３９）　牛丼いる？　母さん夜食を　作ったの

　

　　　　　> ありがたき母の愛

　

「あ、やっと普通の句がきましたぁ。」

「シンプルだけど愛を感じる作品やね。」

「でも、和歌山あたりの麻雀パーティだと・・・」

「一転して疑惑の牛丼っ！」

　

　

お題（デヴィッド・ニューマン）

　

（４０）　デブいいと　飛雄馬いってる　マニアかな

　

　　　　　> デブ専の飛雄馬。

　

「昼専の昆布くん。」

　

　

お題（ハンク・クロフォード）

　

（４１）　硬くなった　パン食う苦労ほど　つらいものなし

　

　　　　　> フレンチトーストにしましょう。

　

（４２）　「パンツ黒ぉ♪」「ほー、どれどれ。ホントだねっ♪」

　

　　　　　> 確かめ合う、愛。

　

「硬くなったパンと黒いパンツ！」

「パンツを見せるなっ！」

「そしてそれを確認するなっ！」

　

　

お題（エディ・ハリス）

　

（４３）　痛みこらえて　鍼、好きになる瞬間

　

　　　　　> 鍼、いいっすね。

　

「刺されると最初はちょっと痛いけど、すぐによくなるのよねっ♪」

　

　

お題（チャールス・ウィリアムス）：該当作品なし

　

お題（イリノイ・ジャケー）

　

（４４）　ボステナー　根性入りの　意地やけー

　

　　　　　> 鮭師匠に捧ぐ。

　

（４５）　保健室で　腹痛の薬をもらう　「熊の胆じゃけぇ。」

　

　　　　　> よく効くけぇ。

　

「養護の先生はお年寄りね。」

「クマっちんぐ養護先生！」

「何よそれは！」

　

　

お題（アーネット・コブ）

　

（４６）　あ〜ん、あぁ　ねぇ、そこぶってぇ　もっと、もっとぉ

　

　　　　　> 昆布青年に捧ぐ。

　

（４７）　「あ〜ん、ねぇ♪」と　昆布くん誘惑する　ひなの

　

　　　　　> ひなのちゃん、また淫行。

　

「こんなのばっかりぃ〜！」

「ま、アーネット昆布やからね。」

　

　

お題（ハル・シンガー）

　

（４８）　この冬に　倒れた爺ちゃん　春死んだー

　

　　　　　> ご愁傷さま。

　

「冬にトイレで頑張って、ぷつんときちゃったのよぉ。」

「あたまの血管がね。」

「で、春になって暖かくなれば元気になるかなー？と思っていたのに、逆に・・・ 」

「そういうケースって結構あるみたいやね。」

「人生の哀感を感じさせる１句だと思いまぁす。」

「ということで、ノミネート作品（２／３）は以上でぇす。」

「今回の発表分からまた優秀句３句と不作１句を選ぶのね？」

「そうでーす。　fwip4651@mb.infoweb.ne.jp　まで、よろしくね♪」

「締め切りは４月４日（日）必着よ。」

「ではこの続きはまた明日ぁ。」

「ばいばーい♪」

　

　

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