「志摩子の秋(その12)」
「いよいよ今日で俳句王の投票結果が出るね。」
「うん。でも、昨日まででだいたい結果がわかっちゃったかな?」
「鰈さん、強しっ!」
「で、今日はその鰈さん自身の投票を見るんだけど、自分の句を優秀句に選ぶよう な人じゃないから、昨日までとは違った感じになるんじゃないかな。」
「昆布くんとさばさんが、どこまで追い上げるか?」
「そこがポイントねっ。まずはノミネート作品(1/3)の投票からよっ。」
 
 
1号さま今日は。オフ会でエネルギーを使い果たした故かついに風邪をひいてしま った鰈であります。喉が痛いよー。というわけで六本木の某薬局に風邪薬を買いに行っ たら、正面の自動ドアに大きく「バイアグラ入荷しました」との張り紙が...思わず 汚夢老師となって購入してしまいそうになりましたが左に小さく「購入には医師の処方 箋が必要です」と書いてあったので泣く泣く、いや別にワタシクシは欲しいと思った訳 ではないのですが、風邪薬のみを買ってきたのでありました。
 
 えーと、こんなくだらない話はどーでも良いですね。廃食おうって何をたべるん だぁ!俳句王決定戦の投票です。それにしても3回に分けてのノミネートは実に卓抜な アイデアで、選ばれる句は多くなるし、ネタは引っ張れるし。今後もこの方式で行われ ることを切に望む次第であります。それではノミネート第1群(1)〜(25)からま ず選びましょう。
 
「ネタは引っ張れるしぃ。」
「ノミネート作品の発表で3回、投票結果の発表で4回も引っ張っちゃったもんね ー。」
「でもこの原稿って、すんごい面倒なのぉ!」
「昨日の原稿なんか1万2000字くらいあったよぉ。」
「1万2000字のペン入力っ!」
「おそるべし彰子さんっ!」
「この2人、しゃべるばっかりで全然、役にたたないんやもん!」
「今日の原稿が終わったら、みんなでオイシイもの食べにいこうねっ。」
「わーい!」
「じゃ、鰈さんの投票を見てみましょう。」
「ちゃんと順位もつけてくれてあるわよぉ。」
 
「優秀句第3位」
 
(09) お好みでムチあるっす。掻いのはどこっすか? (チャールス・カイナード)
 
     > 漆プレイ&器具併用。
 
句はまぁ平均レベルを超えた程度だと思うのですが、“漆プレイ”という謎のコメ ントで一気にポイントを稼ぎました。しかし何なんだ〜“漆プレイ”って!(+2)
 
「見事な分析やねっ。」
「痒いのなら虫さされとか蕁麻疹とかインキンとか、ほかにいくらでもあるのに・ ・・」
「何故にわざわざ“漆プレイっ!”」
「しかも“ムチ”をわざわざ“器具”って言いかえるのも凄いっ!」
「まさにコメントの勝利やね。」
「鰈さんの“マイ3位”ということで2点追加でトータル13点っ!」
「今のところ単独2位にランクされていまーす。」
(昆布:+27 鰈:+61 鯖:+31)
「昆布くん、総得点の半分近くをこの1句で稼いでいるのね。」
「さばさんと4点差だーい♪」
 
 
「優秀句第2位」
 
(08) いくらなんでも太り過ぎだじょ〜ん 8トン (ジョン・パットン)
 
全然俳句になってないにもかかわらず、ここまで内容がばかばかしくなるとやはり 作者の発想の豊かさに脱帽せざるを得ません。“だじょ〜ん”って語感がいいなぁ。こ れはあのなつかしの赤塚漫画に出てくるはたぼうの決めセリフですよね。(+3)
 
「これまた見事な分析ね。」
「うん。コメントのキレ味でも鰈さんは抜群のセンスよね。」
「さすが、レーザー技術者っ!」
「レーザーメスはキレ味が命っ!」
「でも“作者の発想の豊かさ”って書いてるけど、この俳句って・・・」
「そのまんまやん!」
「ジョン・パットン、じょーん、8トン、太り過ぎだじょ〜ん、8トン。よし、デ ケたっ!みたいな。」
「とにかくまあ、ばかばかしさはピカイチやね。」
「作品(08)は3点追加のトータル+7点よっ。」
(昆布:+27 鰈:+61 鯖:+34)
「あ〜ん、昆布くんと7点差ぁ・・・」
 
 
「優秀句第1位」
 
(25) 動物を 見るとバックなんだなーと しみじみ思う (ミルト・バックナー)
 
なんと申しますか全体に哀愁が漂っていて、読む方も感慨にふけってしまいます。 何故にヒトは動物と異なる手法を身につけたのか?という科学的な問いかけをも含むア カデミックな作品とみることもできましょう。(+4点)
 
「さばさん、このコメントを見て涙を流してよろこんでたよ。」
「“我が心のマイ1位”やったらしいからね。」
「人生の哀感を“しみじみ思う”という結句に込めてみた。とかなんとか言ってま したぁ。」
「4点GETでトータル+14点っ!」
「“漆プレイ”を抜いて単独2位に踊り出たぁ!」
「うまのインチキがあったからねっ!」
(昆布:+27 鰈:+61 鯖:+38)
「さばさん、インチキしてまで得点稼ぎたいのぉ?」
「はい、続いて不作よぉ。」
 
 
「不作」
 
(06) 「ヴァイブいい?」「ふえ〜♪」「いいっす?」「じれったい〜♪」 ( ベイビー・フェイス・ウィレット)
 
“ベイビー・フェイス・ウィレット”。ワタクシもさんざん考えましたがどうして も句にならなかったです。従ってその努力をかって優秀句に推したい所ではありますが 、全然俳句になってないやん!しかも「ふえ〜♪」ってぇのはいったい何を意味する叫 びなのか?(−1)
 
「“ふえ〜♪”ってぇのはいったい何を意味する叫びなのか?この疑問について女 流ヴァイブ研究家のひなの先生にお聞きいたしましょう。」
「先生、どうなんでしょうか?」
「期待と不安が入りまじっているのぉ♪」
「具体的にはどんな言葉が音節の要素として含まれているのでしょうか?」
「“うわーい♪”という単純なヨロコビと、“えーっ、大丈夫かなぁ?”という気 持ちが交錯してるのぉ♪」
「なるほどぉ。“うわーい♪”と“えーっ?”で、“うぇ〜♪”となったんですね 。」
「そうなのぉ♪」
「“ふえ〜♪”の“f”の発音はどっから来たのよぉ?」
「あまり大きな声を出しちゃうと、はしたないオンナだと思われちゃうわ。という 思いで、無意識のうちに下唇を噛みしめていたのぉ♪」
「なるほどぉ。下唇を噛みしめていたから“うぇ〜♪”が自然と“ふえ〜♪”にな っちゃったんですね。」
「そうなのぉ♪」
「つまり作者はそこまで複雑なるオトメ心を勘案して、この“ふえ〜♪”というフ レーズを用いというわけなんですね。」
「いえ、お題が“フェイス”だから単純に“ふえ〜♪”にしただけだと思うのぉ♪ 」
「解説ありがとうございましたぁ。」
「で、これ、“ヴァイブいい?・ふえ〜♪いいっす?・じれったい〜♪”で区切る と、一応は5・7・5やね。」
「あ〜ん、ジレットもぉ♪」
「それはもうええって!」
「で、結局、作品(06)は−1点なのね。」
「そうなのぉ♪」
(昆布:+27 鰈:+61 鯖:+37)
「さばさん、もっと落ちるのよぉ♪」
 
 
「もう一つ不作」
 
(18) 宴会に芸者あり 恥骨と太モモ 強打した (シャーリー・スコット)
 
どうやったら恥骨を強打できるのだ!そういえば昔「花電車」とかいう重要無形文 化財的古典芸能が(一説によれば筆で文字を書いたりバナナを食いちぎったりコインを 吸い取ったりするするものらしいですが、ここは一つ関サバ師匠の解説が欲しいところ であります)あったそうですが、いずれにしろ失敗した有り様を描くのは美しくありま せぬ。(−1)
 
「花電車ぁ。」
「ひなのちゃん、知ってるのぉ?」
「知らな〜い。」
「ここはひとつ、サイト検索やね。」
「はーい、こんなん出ましたけどぉ。」
「うーん・・・」
「ニコ健サイトの塩通で紹介するにはちょっと・・・。」
「筆で文字を書いたりバナナを食いちぎったりコインを吸い取ったりするする他に もいろいろあるみたいねぇ。」
「ピアノ線をぴんと張ってリンゴを切ったり、たばこを飛ばしたり、ラッパを吹い たり、お客に持たせた風船を割ったり。」
「恥骨と太モモを強打するような技もあるのかなぁ?」
「どうなのかなぁ?」
「でも、なんでこれが“花電車”なのぉ?」
「花電車というのは、お花などで飾りたてた電車のことなんだけど、この電車は乗 客を乗せる事はなくて、要するに見せるだけだったのよ。」
「つまり、見せるだけで乗せないっ!」
「いや〜ん♪」
「ということで、あまりに不健全な句なので不作は当然ねっ!」
「昆布くんは優秀句に選んでいたけど、作品(18)は1点減点のトータル−2点 よっ。」
(昆布:+27 鰈:+61 鯖:+36)
「さばさん、どんどん減点よっ!」
 
う〜ん。前回にもましてひどい句ばっかりですねぇ。思うに、さみおさま&鱸網さ まあたりの下仁田書き込みに勢いを得た塩通3馬鹿大将の意気込みが、空回りしまくり 状態となっているのが原因とも考えられます。気をとりなおして(26)〜(48)を 検討してみましょう。
 
「言えてるぅ〜。」
「前回の“下仁田な夜”のオフで“さみおさまは下仁田好き”という誤解が生じ、 それが原因で今回のひどい事態を招いたのねっ。」
「“塩通3馬鹿大将”はしっかり反省するのよっ!」
「ひなのちゃんもね!」
 
「優秀句第3位」
 
(36) モロ画像 法に触れると 釈尊言う (フレッド・ジャクソン)
 
     > お釈迦さまが許しません。(鯖作)
 
お釈迦様の言うことはきちんと聴かねばなりません。あ、ちなみに簡単にモロ画像 に行き着けるAdult○○○○って知ってます?(+2)
 
「ひなのちゃん、知ってるのぉ?」
「知らな〜い。」
「ここはひとつ、サイト検索・・・」
「って、もういいわよぉ!」
「でもこれ、“釈尊”はともかく“モロ画像”は何の必然性もないよね。」
「作者のインターネットの利用情況がうかがい知れるね。」
「どんなページをブックマークしてることやら。」
「でもこれ、ひな的にはお釈迦様とモロ画像のコントラストが好きだなぁ。」
「そうね。1点ぐらいあげてもいいね。」
「はい。じゃ作品(36)は+3点ねっ。」
(昆布:+27 鰈:+61 鯖:+39)
「さばさん、40代目前っ!」
 
 
「優秀句第2位」
 
(30) 「燃えていい?」 6錠でヒスのおさまる バイアグラ (エディ・ロックジョ ウ・デイビス)
 
     > 効果バツグン!
 
さりげなく時事ネタをいれるハイセンスな句。でもやはり6錠は大過ぎか。そうい えば掲示板に書き込んだ「地獄の浮気検査」とは仕事から帰ってくると毎日パンツを下 ろされ&シゴかれ、状態が変化しないと「浮気してきたんでしょ!」と責められるもの であったそうです。(+3)
 
「ひなのちゃん、バイアグラを個人輸入できるサイト知ってるぅ?」
「知らな〜い。」
「じゃ・・・」
「サイト検索しなくっていいわよっ!」
「ひなのちゃん、昆布くんに“地獄の浮気検査”してるぅ?」
「うん、たまにっ♪」
「じゃ、今ここで・・・」
「見本を見せなくってもいいわよっ!」
「なんでもいいけどこのコーナー、どんどんひどくなってきたねー。」
「鰈さんのコメントが悪いのぉ!」
「ということで、反省の意味を込めて−3点っ!」
「作品(30)は結局のところ、±0点ね。」
(昆布:+27 鰈:+61 鯖:+39)
「増減なしっ!」
 
 
「優秀句第1位」
 
(42) 「パンツ黒ぉ♪」「ほー、どれどれ。ホントだねっ♪」 (ハンク・クロフォ-ト ゙)
 
コメント“確かめ合う、愛。”が決め手。ここには現代愛の真実の姿が赤裸々に描 かれていると思います。しかし黒い下着というものは妙にそそるものがありますなぁ。 (+4)
 
「パンツ黒ぉ♪」
「あーっ、ひなのちゃん、汚夢老師に言われたのに黒いパンツはいてきたんだぁ! 」
「えへへ〜♪」
「あ〜ん、妙にそそるぅ〜♪」
「彰子さんっ!」
「ということで作品(42)は4点たして+6点ねっ。」
(昆布:+27 鰈:+61 鯖:+43)
「はーい、さばさん40代突破ぁ!」
 
 
「不作」
 
(32) 脱いだら捨て ブラいや〜ん♪と 真っ裸 (ラスティ・ブライアント)
(33) じらしていい? ブラいや〜ん とっちゃ駄目ぇん♪ (ラスティ・ブライアント )
(34) 濡らす恥部 ライオンと犬 どっちがいい? (ラスティ・ブライアント)
 
どーしてそろいもそろって似たような発想しかできんのか!3つまとめて不作じゃ 〜。しかもふたりは“ブラいや〜ん”まで共通ではないか!いやワタクシもどうせ“ブ ラいや〜ん”ばかりになるなと思って別の発想で頑張ったんですけどね、やはり○ター 犬禁止の今となっては“ライオンと犬”ではなく“ライオン並みと馬並み”にすべきで あったと反省しているわけです。(−3)
 
「ほかの2つとは比べものにならないほど高尚なのに・・・」
「自己の作品にキビシイ評価を下す鰈さまっ!」
「オトナだわっ♪」
「そうまでしてこの作品を不可王に選んで欲しいのねっ。」
「ひなの、その心意気にカンゲキしたから前にあげた+3点を返上しま〜す!」
「作品(32)(33)は揃って−3点、作品(34)は一気に6点減点となって 堂々の−7点よぉ!」
(昆布:+24 鰈:+55 鯖:+40)
「鰈さんっ、GO!GO!」
「ということで、いよいよこれが最後の投票ね。」
 
1号さまこんばんは。掲示板ではうま2世が勝手なことを書き込んでしまった様で 失礼しました。でもうま1世の語り口を非常に気に入っていたワタクシとしては彼のオ カマ化を非常に残念に思った次第で、2世の登場に刺激されて再び雄々しく朴訥とジャ ズを語ってくれるのではないかと期待しておるのですが。
 
さて、俳句王投票も最終段階に入りましたが1号さまご指摘の通り、やはりこの辺 で作者の方々はかなり息切れしているようで、前の2群と比べると今一つ勢いの感じら れない作品が多いように感じました。という訳で優秀句は1つだけ。そのかわり不作の 嵐だ!
 
「優秀句第1位」
 
(61) 慎太郎 障子プレイする 季節 (ジョ-ジ・ブレイス)
 
「太陽の季節」が何故芥川賞をとったのか戦後日本の7不思議の一つに数えられま すが、障子を突き破る程の勢いがあったからなんですかねぇ。“障子プレイ”という斬 新なネーミングの卓抜さと、あえて“季節”と三音で切り不安感を醸し出すリズムが秀 逸で堂々の第1位。(+4)
 
「さばさん、このコメントを見てまた涙を流しておりましたぁ。」
「最近、トシのせいか涙腺がもろいんやね。」
「自信作のわりには得点が今ひとつだったけど、鰈さんとさみおさんが入れてくれ たからいいやぁ♪だそうです。」
「作品(61)は結局+8点でしたぁ。」
(昆布:+24 鰈:+55 鯖:+44)
「さばさん結構得点を伸ばしてきたねっ。」
「入れてあげないとまたイジケて“休刊宣言”とかしちゃうからね。」
 
 
「不作第3位」
 
(63) おこめ研ぐ 蘭と栗委員 仲良く料理 (グラント・グリ-ン)
 
研ぐんだったら刀でもメスでも他に幾らでもあると思うんですがねぇ。わざわざお こめにしなくても...しかも“くり”入りだし。だいたい栗委員てぇのはなんなんで すかい?(−1)
 
「これは不作で当然ねっ。」
「えーっ?ひなの、栗おこめ好きなのにぃ。」
「栗ごはんっ!」
「作品(63)は1点減点ですが、なんとかプラスをキープしてトータル+1点で す。」
「えーっ、誰がプラスの得点つけたのよぉ?」
「さみおさんっ!」
(昆布:+23 鰈:+55 鯖:+44)
「あ〜ん、昆布くん、減っちゃったぁ!」
 
 
「不作第2位」
 
(60) 真昼の情事 プレイするなら 放置よねっ♪ (ジョ-ジ・ブレイス)
 
放置が最適なのは夕暮れ。(−2)
 
「このコメント・・・」
「なんか、すごい説得力っ!」
「鰈さんが言うと、なんだか重みがあるよねぇ。」
「ということで作品(60)は2点減点でトータル−6点という低得点っ!」
(昆布:+21 鰈:+55 鯖:+44)
「昆布くん、また減っちゃったぁ!」
 
 
「不作第1位」
 
(58) お相手は10人や 謳歌する青春の日々 (ジュニア・ウォ-カ-)
 
けしからん!このような青春をおくっている方をワタクシは決して許しません。汚 夢老師に頼んで正義の鉄槌を下してもらいましょう。(−3)
 
「じゃ、呼んでみましょう。汚夢老師、どうぞぉ。」
「けしからんっ!」
「汚夢老師でしたぁ。」
「ぱちぱちぱちぃ。」
「ども。」
 
     ※
 
「ということで・・・」
「ふう。」
「やっと終わったぁ♪」
「疲れたねぇ。」
「うん、疲れたぁ。」
「ではいよいよ、各賞の発表でーす。」
「作者別ポイントは最後のさばさんが3点減点ということで、次のようになりまし たぁ。」
 
   3位 : 昆布くん(21点)
   2位 : さばさん(41点)
   1位 : 鰈さん (55点)
 
「14点の差をつけて、第3回俳句王決定戦の“得点王”は鰈さんに決定でぇーす !」
 
「ぱちぱちぱちぱちぃ!」
「鰈さん、自分の句を優秀句に選ばなくってこの高得点は、立派ですよねぇ。」
「はい。コゾクラさん、サバフグさんのいわゆる“非ジャズ派層”の取り込みに成 功したのと、なによりギャル系に絶大なる支持を得たのが勝因と言えるでしょうね。」
「前回まで“質より数で勝負!”の政策で2回連続の得点王を獲得していたさばさ んは2位におわりました。」
「やはり中途半端な下仁田がギャル系の離反を招いたと言ってよいでしょう。」
「鰈さんが気をつかって大量投票してくださいましたが、一歩及びませんでした。 」
「3位に終わってしまった昆布さんはどうでしょう?」
「ま、漆プレイ&器具併用が大いにウケたから、本人としても本望でしょう。」
「以上、得点王の投票結果でした。」
「続いていよいよ、最も優秀な俳句の作者に贈られる“俳句王”の発表でーす。」
 
 
(次点)
 
・ 「小ですか?」「我常時便」「そんな事!」 (ジョージ・ベンソン)
 
  > 大しかしない人。(鰈作)
 
「無類のくだらなさが評価され、総合ポイント+9点を獲得しての受賞でーす!」
 
 
(佳作)
 
・ お好みでムチあるっす。掻いのはどこっすか? (チャールス・カイナード)
 
  > 漆プレイ&器具併用。(昆布作)
 
「俳句というよりも、“漆プレイ”というコメントで総合ポイント+13点を獲得 しましたぁ!」
「併用マニアにも生きる喜びを教えてくださいましたねっ。」
「惜しくも佳作に終わりましたが、“漆プレイ”は流行語大賞と言ってもよいでし ょう。」
「前回の俳句王だった昆布くんの底力を見せつけてくれましたぁ!」
 
 
(準俳句王)
 
・ 動物を 見るとバックなんだなーと しみじみ思う (ミルト・バックナー)
 
 
  > 国際秘宝館にて詠めり。(さば作)
 
「さばさんの“うま買収計画”が功を奏し、総合ポイント+14点でまんまと準俳 句王をせしめました!」
「あまり物事がわかっているとはおもえない、うまを手なずけたさばさんの作戦勝 ちと言えるでしょう。」
「そして輝く、第3回俳句王はこの作品でぇーす!」
 
(俳句王)
 
・ 寺院破門す (ジーン・アモンズ)
 
  > 短句。(鰈さん)
 
「ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぃ。」
「意表をつく“短句”という形式が幅広い層から手広い支持を集め、堂々総合ポイ ント+18点を獲得ぅ!」
「第3回俳句王は、この作品の詠み人、デヴィット・鰈さんに決定しましたぁ!」
「ひゅー、ひゅー、ひゅー、ひゅーっ!」
「思えば第1回で“パシリ”という不名誉な称号を得て、第2回で念願の“パシリ 脱却”を果たし、そして第3回で見事、念願の俳句王と得点王の2冠達成でーす!」
「感動的なドラマですねぇ。」
「後ほど鰈さんには受賞のヨロコビの書き込みなどをしていただきましょう。」
「皆さんもお祝いのカキコ、よろしくねっ!」
「誰も書いてくれなかったら、さばさん立場なしっ!」
「どうせ塩通なんかよぉ・・・」
「イジケますよぉ!」
「では最後に不名誉なる“不可王”の発表でーす!」
「今回、最も最悪だったワースト不作句は、この作品でーす!」
 
 
(不作)
 
・ 濡らす恥部 ライオンと犬 どっちがいい? (ラスティ・ブライアント)
 
  > そりゃぁ犬でしょう。ライオンじゃ危なすぎです。
 
「ぱちぱちぱちぱちぱちぃ。」
「突き抜けた下劣さですねっ!」
「もってのほかですぅ♪」
「何故か、さみおさまとごんあじさまのギャル系読者の支持を得たものの、おっさ ん読者からは多大なる非難のアラシで総合ポイントは−8点っ!」
「最後の最後でひなのちゃんの裏切りがあったもんねー。」
「ゴメンねっ♪」
「ということで第3回俳句王の3部門はすべて鰈さんの独占ということになりまし たぁ!」
「見事、3冠達成でぇーす♪」
「“不可王”に与えられる称号はどうしよう?」
「うーん。1回目が“パシリ”で、2回目が“はやいのね”だったのよね。」
「ライオンと犬は“○ター犬”のネタだから・・・」
「バター鰈っ!」
「鰈さんは今日からデヴィット“バター”鰈よっ!」
「よっ、バタカレっ!」
「ということで第3回俳句王決定戦はこれでおしまいっ!」
「作品を発表してくれた塩通おっさんトリオ、ご苦労さまぁ!」
「投票してくれたみんな、ありがとう!」
「またいつか、第4回俳句王をやろうねっ!」
「じゃあ、みんなぁ。そのときまで・・・」
「ばいば〜い♪」


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