『 ジャーニー旅子の敦賀・水島紀行（予告編） 』

　みなさーん、こんばんわ。ジャーニー旅子でーす。…って、そんなキャラ、もはや誰も覚えてないとは思うけど、『思い出の日進小学校』というところに２回ほど登場した泡沫キャラなのぉ。で、おそらくこの先、２度と登場する機会はないと思うしぃ、ていうか、今日も５行ほど書いた時点でアホらしくなって“素”に戻ると思うんだけど、とりあえずよろしくね。 で、この前の土曜日、敦賀に行ってきました。雨こそ降ってなかったんだけど、その日は朝からどんよりした曇り空で、ウインドに行ってもなぁ。…という感じだったんすよね。あ、早くも“素”に戻ってしまいましたが、ほら、私ってウインドがどうのこうのって言うより、ほとんどお肌を焼きたいために川に通っているようなもので、モチロン、紫外線がお肌の大敵だってことは知ってるんだけど、焼かずして、何のための火災保険や？…っていう感じよね？で、最近、コパトーンの日焼け用タンニングウォーター（SPF2）というのを買って、もう気分は黒焦げぇ♪…って感じなんだけど、ほら、さばさんって焦げフェチだしぃ。でも、こんな曇り空じゃねぇ。。。

　というわけで、敦賀まで出掛けることにしましたぁ。ほら、ひろぽんのおとーひゃんオススメの“水島”って、あったよね？いろいろと調べてみて、どうしても逝ってみたいっ♪…という気分を強くソソられたので、とりあえず偵察に行ってみることにしたのぉ。“水島”というのがいったいどのへんにあるのか、あまり詳しくはワカランかったんですが、ま、おそらく“もんじゅ”の手前。そのあたりでありましょう。で、今回、某・ガイドブックから地図を勝手にスキャナで取り込んで、無断で掲載させていただいたんですが、あ、“もんじゅ”までは行きませんね。ああん、せっかく“もんじゅ”の社員食堂で“もんじゃ焼き”を食べようと思っていたのにぃ。…という計画は見直さざるを得ないようでありますが、いや、最初からそんなことはまったく考えてなかったので、別にどうでもいいんですけどね。で、“敦賀原発”までも行かなくていいようです。地図で言うと敦賀半島の敦賀湾側の“手ノ浦”と書いてあるあたり。とりあえずその辺りの沖合いに浮かんでいるようなんですよね。で、ナビでその付近を調べてみたところ、“旅館みずしま”というのがあったので、そこを目的地にセットしました。もしかしたら経営者が水島三郎（５７歳）だから。…というのが旅館の名前の由来だったりするのかも知れませんが、ま、それならそれで付近の海を眺めて帰ってこればいいだけの話でありまして、どうしても“水島”を見たいっ！…という強い意志があったわけではありません。ま、要は暇つぶしですな。で、地図を見る限り、北陸道の敦賀ＩＣから先はずーっと海沿いのルートのようでありまして、なかなか景色もよさそうなんですよね。

　で、出発しました。桑名を９時半頃に出て、到着予定時刻は１２時過ぎとなっております。ナビ子ちゃんはしきりに名神の大垣ＩＣへと誘導したがるんですが、「うるせえ！」と叱り付け、誘惑を振り切って関ヶ原ＩＣまで下を走りました。国道２５８号線、通称・大桑（だいそう）国道を大垣方面に走り、南濃町役場の先の“駒野”という交差点で左折して、養老公園のそばを通って関ヶ原に抜けるルートであります。インターまで１時間くらいっすかね？で、名神に乗ってしまえば、そこはもう滋賀県です。近いっすね。で、米原ＪＣＴから北陸道に入って、滋賀と福井の県境を越えれば、しばらくして敦賀ＩＣに到着します。近いっすね。…とまでは言い切れないんですが、嫌になっちゃうくらいクソ遠い。…ということもありません。ま、暇つぶしには手頃な距離ではないかと。ちなみに関ヶ原からの通行料は１７００円くらいでした。で、そこからはナビ子ちゃんの誘導に素直に従って素直に走ることになりますが、道路標識としては“気比の松原”“敦賀原電”と書いてあるほうに向かうことになりますね。なるほど。一時期、釣る崖費…って、ああん、そんなワケのわからないところにお金を遣っている場合ぢゃなくて、敦賀気比という高校が甲子園で活躍したことがありましたが、ここら辺りでタマを投げたり、タマを打ったり、タマにタマが当たって痛がったりしていたわけでありますな。痛いですからなぁ、ありゃ。…って、いや、旅子にはそんなことはよくわかんないんだけど、町中のわりと繁栄したところを通って、気比の松原の横を過ぎれば、それから先は気ままなシーサイド・ドライブねっ♪しかし何ですな。敦賀湾というのは思ったよりもコンパクトな海なんですな。ちょっとした湖という感じでありまして、周囲の景観はどことなく尾鷲湾と似た感じであります。で、何だかとってもリアス式ですね。海のすぐ近くまで山が迫っていて、天気が今ひとつだったせいもあるんでしょうが、何だかとっても陰気でリゾート気分は皆無でありますな。で、ところどころに海水浴場もあるんですが、なにせ根がリアス式でありますので、どこまでも続く白い砂浜…というわけには参りません。“申しわけ程度に白浜”とか、“どちらかというと漁港”といった感じのところばかりですな。旅子的には、今イチやん！…という感じだったんだけど、でも“水島”はきっと、もっと素敵なところよね？

　で、道は海沿いでありながら、本格的な山道。…という感じになってきて、気分はますます落ち込んできちゃったんですが、ヤマを超えてちょっと先に進んだところが“旅館みずしま”でありました。周囲の景観は先程までとさほど変化はなく、ここは“旅館みずしま”ではあるが、やはり“水島そのもの”ではなかった模様です。…と思っていたら、そこが“水島”でありました。正確には“水島”の対岸にあたる“色が浜”というところなんですが、夏にはここから“水島”に渡る船が出るようです。１００台分くらいの駐車場も完備されておりまして、夏だと１５００えんも取られるそうですが、いや、まったく誰もおりませんな。とりあえず海岸まで降りてみたんですが、成るほど、沖には“水島”らしい島が浮かんでいるのが見えます（写真：左上）。“水島”というのは２つの島が砂嘴で繋がっていて、周囲は白い砂浜で囲まれて、とっても“日本海のハワイ”だねっ♪…というところだという話なんですが、成るほど、真夏のクソ天気のいい日に船で渡ってみれば、それなりによいところなのかも知れないね？…という気配が感じられないこともありません。いずれにせよ、訪れた時期と天候が悪過ぎたのか、思ってたよりもリゾート気分は希薄でありました。で、半島側の“色が浜”でありますが、（写真：上の真ん中）、及び（写真：右上）みたいな感じでありました。“かろうじて砂浜”ですな。一応、砂はありますな。で、ウインドサーファーはこの辺りから出廷することになるんだと思いますが、何せ、人っ子ひとりおりませんので、よくわかりません。で、ウインドサーフィンで“水島”まで渡ったりするんだと思いますが、僕の技量で果たしてそういうことが可能なのか、サダカではありません。たぶん無理でしょう。おとなしく船で渡ったほうが無難でしょうな。ちなみに“水島”には簡易トイレがあるだけで、飲食店とか、コンビニとか、すけべホテルの類はないようなので、おにぎりとか、ジュースとか、回転ベッドの類は持ち込んだほうがよいようです。

　で、“水島”、及びその周辺には、何だか釈然としないものを感じてしまったので、敦賀半島を横断して、美浜町側も偵察してみることにしました。海沿いの道を少し戻って、“美浜原発”と書いてあるほうに右折してください。敦賀半島を横断するのに、いったいどれくらいかかるのか？…と思っていたら、案外近いものなんですな。途中の峠のところから美浜町側の“水晶浜”までは、わずか２キロという距離でありました。で、突き当たったところを右に曲がれば“水晶浜”だったんでしょうが、左に曲がってしまったので、“ダイヤ浜”（写真：左下）というところでありました。おおっ。こちらのほうが砂浜が広いですな。海も開けていて、こちらのほうがよっぽどリゾートっぽいですね。もう、「離雑島（りぞうとう）」という名前のすけべホテルもびっくりって感じぃ？…って、旅子は貞淑ぎゃるだからそんなところに行ったことはないんだけど、行くんだったらやっぱり“大使館グループ”よね？で、海水浴ならやっぱり、敦賀湾より若狭湾だねっ♪…ということが判明した次第でありますが、若狭湾も少し南のほうに下ると、とってもリアス式でございます。（写真：右下）みたいな感じですね。景観的には良好なんですが、泳ぐには今ひとつですね。岩場でスベって、膝を擦りむいて、そこからフジツボガ湧いたりしますね。で、敦賀半島の西の付け根のところから国道２７号線というのに乗って敦賀市内に戻ったんですが、そのまま高速に乗るというのも芸のない話なので、国道８号線を南下して長浜に抜けることにしました。いいですよねぇ、「長浜楽市」。何でも現在の“楽市楽座”のようなものらしいんですが、いや、さほどソソられるものが無いので、敢えて寄るつもりはないんですけどね。で、国道８号線の福井・滋賀県境付近というのは何だか陰気な様相を呈しておりまして、ヤメとけばよかったかな？…と、ふと後悔したりもしましたが、琵琶湖の北のハズレの部分がチラっと見えたりして、これはこれで悪くないですね。で、木之本ＩＣからも高速に乗ることは出来たんですが、初志貫徹して長浜まで走って北陸道に乗りました。途中、“神田”という地味なパーキングエリアに立ち寄ったんですが、クルマから降りる時、前に停まっていたクルマに乗り込もうとしていたギャルと目が合いました。じーっと熱い眼差しで見つめられてしまいました。惚れられましたかね？その証拠にこのギャルは僕が便所から戻って来ても、まだクルマを発進させずにその場に留まってましたからね。僕の帰りを待っていたのでありましょう。もう一度、一目でいいからステキなあの人（←編集部注：僕のこと）に会いたい。そんな純情なオトメ心なんでしょうな。悪いな。俺には“○○○”というオンナがいるんだ。（←編集部注：塩通ファンのギャルは、各自“○○○”のところに自分の名前を入れて読んでくださいね。）僕はそう心の中で呟くと、いつの間にか降り出した雨の中、“Ｘ−ＴＲＡＩＬ”を静かに発進させたのでありました。