『 腐っても草津 』

　草津に行ってまいりました。どうして草津なんかに行ったのか？…という点につきましては、ま、 ここ を読んで貰うとして、とりあえずここでは草津で撮った写真を５枚ほど載せておきたいと思うんですけどね。えーと、まず最初 （写真・左上） はですね、 “西の河原公園” というところであります。これはどういうところなのかというと、西のほうにある河原の公園。…と言っておけば大体のことは分かって頂けるかと思いますが、河原と言うだけのことはあって、川が流れておりました。何と言う川なのかというとですね、湯川という川なんですけどね。名前の通り、水ではなくて湯が流れているそうなんですが、あ、そうだったんですかぁ。ちっとも知りませんでした。ぱっと見た感じ、ごく普通の川のようにしか見えなかったので、「ま、ごく普通の川やな。」…と思って、そのまま通り過ぎてしまいました。そういえば川の水…というか、川の湯に手を浸しているオバサンの姿が見られましたが、あれはああして水の温度…というか、湯の温度を体感していたんですね。いやあ、そうと知っていれば僕も試してみるべきでありましたなぁ。川面から湯気が立ち上るという風でもなかたので、あるいは湯と言っても３５度くらいのものなのかも知れず、だとすれば、ぜんぜん大したことはねーな。…と、湯の温度を体感し損ねた僕は悔し紛れにそう思ってしまうわけでありますが、えーと、続いては （写真・中上） ですね。これはアレです。露天風呂を外から見たところであります。周囲を塀で囲まれておりますが、塀の高さは何だか周囲の視線を遮蔽するにはあまりにも心もとないようなところもあって、これでは外から丸見えではないか！…と思ってしまうんですが、 「西の河原露天風呂」 という横書きの看板が掛かっている塀の向こう側には川が流れているだけで、肝心の露天風呂は更にその先なんですな。もしかして、中が覗けるんぢゃないか？…と思って試してみた僕は、風呂が見えずに馬鹿を見てしまったわけでありますが、ま、見えたところで所詮は男風呂なワケだしぃ。。。

　で、この露天風呂の覗きポイントはですね、別のところに書いたように、上から降りてくる遊歩道にあります。その丸見え具合を示したのが （写真・右上） であるわけですが、いや、もうちょっと気合を入れて視界を遮る木の枝をよけるなどすれば、もう少し鮮明な画像が得られたに違いありませんが、そこまで頑張ってみたところで何ら得られるものはないので、適当に撮っておきました。あ、そういえば脱衣所のところに “カメラ・ビデオでの撮影禁止” という貼り紙がありましたな。男風呂のほうは別にいいぢゃん。…という気がしないでもないんですが、ま、田代まさしの例もあることですしね。…と、ここまではネタが被っているので適当に流しておいて、今回は “湯畑” というスポットに重点を置いて取り上げてみたいと思うんですが、“湯畑”というのはアレです。湯の畑です。ま、早い話が草津温泉の源泉のひとつでありまして、周囲の宿はここから源泉を源泉徴収して利用しているわけなんですが、ここの源泉というのはたいへん熱いんですよね。どれくらい熱いのかというと、 55度なんだそうです。いや、思ったよりも大した数字ではありませんな。たいへん熱いというので、100度近い数字を期待してたんですが、調べてみてなんだかガッカリしてしまいました。草津、大したことねーぢゃん！…といった感じですよね。桑名温泉・元気村だって48.7度はあるそうだから、さほど遜色はないですよね。　が、この55度という数字がなかなか微妙なところでありまして、例えば源泉の温度が80度もあったりすれば、これはもう、水でうめて入るしかないな。…という気分になるわけですが、55度だったらちょっと我慢すれば、何とかそのまま入れるんぢゃないか？…という気がしないでもないですよね。 “熱湯コマーシャル” に登場するギャルは50度の熱湯にも耐えているわけですからね。

　で、そこで考え出されたのが “湯畑” という装置でありまして、これはつまり、源泉温度冷却システムとでも言うべき役割を担っているわけでありますな。ボコボコと湧き出した55度の源泉を木で作った樋の中に通して空気に触れさせ、最後はどどーっと滝のように落下させて、結果的には50度くらいにはなるみたいです。何だか装置が大掛かりな割には、あまり大した効果がねーな。…という気がしないでもないんですが、おかげで “湯畑” だけでは熱湯ギャル以外はとても入ることが出来ず、第２段階として “湯もみ” という作業を行なって、それでようやく入れるようになるわけですが、 “西の河原” と “湯畑” 、この２つは草津を訪れたら是非とも押えておきたいポイントでありますな。ということで、おしまい。