北海道洞爺湖サミットの会場になったホテルにお泊りしました。　いやあ、気分はとってもメドヴェージェフでありましたなぁ。　詳しいことは こちら を見てもらうとして、ここでは簡単に写真を４枚ほど掲載しておこうと思います。

　まずは （写真・いちばん上） 。　お部屋から見た内浦湾の様子です。　夕方、向こうの空がほんのり赤く染まった瞬間を捉えたものです。　普通、ホテルの窓からこんな景色が見えたら大感激するところなんですが、洞爺湖側の部屋でなくて、ちょっぴり不満でした。

　このホテルはですね、ロビーが豪華でした。めっちゃ豪華でした。　 （写真・上から２番目） は洞爺湖側、 （写真・下から２番目） は内浦湾側の様子を写したものではないかと思うんですが、外に面した部分は、石を投げて割ったりするとめっちゃ弁償させられるに違いない、ものごっつい立派なガラス張りとなっておりました。お年玉をはたいても駄目でしょうな。これはもう、カラダで返すしかありません。　シャンデリアも立派です。　で、夜になるとシャンデリアの灯り何重にも反射して、ああん、めっちゃロマンチック♪　ガラスの大きさとか角度とか、計算され尽くしているに違いありませんが、いやあ、立派ですなぁ。

　洞爺湖に昇る朝日が、めっちゃ綺麗♪…という噂を聞いたので、ちょっと早起きして見てみることにしました。　どれくらい早起きしたのかと言うと、午前３時半なんですけど。　北の大地は夜が明けるのが早く、前日の函館ではカーテンを開けっ放しにして寝てたら朝の４時半には明るくなってきて、早朝から目が覚めてしまいました。　7月14日の日の出の時刻を調べてみたら、名古屋では4時48分なのが、札幌では4時07分となってました。いや、名古屋でも意外と早いんですな。いつも朝まで爆睡していて、ちっとも気が付きませんでした。　前日…というか当日、夜中の1時半頃まで飲んでいて、ほとんど死に掛けの状況だったので、果たして3時半に起きるという芸当が可能なのか、大いに疑問視されていたんですが、大丈夫でした。朝に強いんですよね、僕って。酒を飲むとすぐに酔っ払うんですが、その分、醒めるのも早いほうなので、今回はその体質が幸いしました。　同じ部屋の岡田クンを起こしてロビーに行ってみると、他には誰もいなくて、豪華なロビーを独占っ♪　で、どこか外に出られるところはないか？…と思って探したところ、ロビーの隅っこのほうに非常口と掛かれたドアがあるのを発見しました。鍵が掛かっていたんですが、開けたら普通に開いたので、無事に脱出ー。　目の前に洞爺湖が見える絶好のロケーションだったんですが、あろうことか、小雨が降っておりました。ああん、天気予報では晴れるって言ってたぢゃん！　まだ日の出までにはちょっと時間があるので、一縷の望みを託して外で待つことにしたんですが、いや、世の中に神サマって、本当にいるんですなぁ。　常日頃から僕があまりにも品行方正で、勤務時間中に決してホームページの原稿などを書いたりしない真面目な態度が評価されたのか、神サマがご褒美として空を覆う黒い雲を隠して下さいました。　いつの間にか小雨もやんで、霧に包まれた幻想的な洞爺湖の向こうに朝日が顔を出す瞬間をばっちり捉えることが出来て、サバくん、感激っ♪　ただ、隣に立って一緒に眺めているのが岡田クンだというのが、あまりにも勿体ないですなぁ。。。

　そして数分後、俄かに湖から濃い霧が立ち上り、昇ったばかりの太陽を覆い隠して、以後、二度とその姿を見せることはなかったんですが、いや、貴重な一瞬に立ち会うことが出来て、ラッキーでありましたな。　暫く余韻に浸っているとドアの向こうに人の気配が感じられ、カチャという微かな音が聞こえて来たんですが、ん！？も、もしかして、中から鍵を掛けられたとか？　嫌な予感に駆られてドアに近付いてみると、やはりドアが開かなくなっておりました。締め出されたやんっ！！　建物の中には既に人の気配が感じられなくなっていて、サバくん＆岡田くん、ピンチ！　焦って付近を歩き回ってみたんですが、そこは閉鎖的な空間になっていて、ぐるっと回って建物の反対側とかに出るのも不可能であることが判明しました。　このまま２人は誰にも気付かれず、朝の６時くらいまで放置されることになるんでしょうか？　そんなん、めっちゃ嫌やん！　…と思っていたら、建物の中にガードマンの姿が見えたので、あわててドアをドンドンと叩いたところ、ようやく僕たちの存在に気付いて貰えました。　ガラス越しにカードキーを見せて不審者で無いことをアピールしたんですが、顧客を締め出すとは何ということをしてくれるんですかね？　ガードマンには土下座して貰わなければならないところですが、最低でも平謝りは譲れないところです。　ところが、ガードマンは 「どこから外に出た？」 と繰り返すばかりで、なかなか中に入れてくれなくて、どこから外に出たって、ここからに決まってるやん！　結局、何とか締め出し状態から逃れることは出来たんですが、 「ここは危ないから立ち入り禁止になってる。」 と言われて、たいへん叱られました。　ちゃんと柵で囲ってあって、まったく危険なところではなかったように思うんですけどね。　おまけに岡田クンはスリッパ姿だったので、 「スリッパで歩き回ってもらっては困る。」 とも言われました。　非常に豪華で素晴らしいところだったんですが、ガードマンがウザかったから、めっちゃ印象悪い。　…というのが、このホテルの総合評価であります。　おしまい♪