【タイトル】

名港トリトンを渡る

【所 在 地】

愛知県飛島村〜名古屋市

【アクセス】

桑名から国道２３号線を名古屋方面に走ります。揖斐・長良川、木曽川を渡って愛 知県へ。２０分ぐらいでチャゲ＆飛島村に到着します。それは飛鳥やん。梅之郷の交差 点で右折しましょう。立体交差の下をくぐる形なので左側のレーンを走るよーにね。す ぐ手前に竹之郷という交差点がありますが、こっちのほうが海老のてんぷらが１匹多い 、ということもないので梅でじゅうぶんです。走っていて、なーんとなく気分の盛り上 がらない埋立地みたいなところを２キロほど走ると伊勢湾岸道路の飛島ＩＣに到着しま す。

【ガ イ ド】

「今回は伊勢湾岸道路・・・」

「ノリノリで金属配ってる、みたいなぁ？」

「それは、イェーイ、マンガンどうぞ！もらってどーすんだよ、マンガン。」

「ピストルを撃ち合う。」

「それはガンマン。」

「夕日のマンガン、みたいな。」

「というわけで、伊勢湾岸道路開通。」

「いやあ、盛り上がりませんでしたねっ。」

「前に東京湾アクアライン、後に明石海峡大橋があって、」

「日進地区公民館のオープンとも重なって、」

「そんなもんに注目奪われるなって！」

「スーパー一号館はグリーンスタンプ５倍サービスデーだし。私ね、豚コマ２００ グラム買ったんですぅ。」

そんなこたぁ、どーでもええ！

「というわけで、今日は“めいこうトリトン”を渡ってみたいと思いまぁす。」

「めいこうトリトン。漢字で書くと“姪っ子・鷄豚”。」

「書かねーよ！」

「実の兄の娘なんだけど、トリとブタが好きで好きで、みたいな。」

「というわけで名港トリトン。名古屋港にかかる３つの橋を総称してこう呼ぶんで すよね。ところで志摩子さん、３つの橋の名前、全部言えますぅ？」

「えーと、夕子、おたべ・・・」

「それは生やつはし！」

「ワンタンと間違えてスープに入れちゃったりとか。」

「入れねーよ！」

「というわけで、正解は名港西大橋、名港中央大橋、名港東大橋でしたぁ。」

　一行は名港西大橋を渡りはじめます。

「この名港西大橋だけは昔からあったんですよね。」

「そうそう。聖徳太子が作った。」

「作らねーよ！」

「マグマ大使とＪＶ組んで。」

「組むなよ！」

「工事の安全を願って小野妹子を人柱にして。」

「するなよ！」

　というわけで名港トリトン＆伊勢湾岸道路。いやあ、クルマ走ってませんねー。 名港西大橋までは「えらいすいとるなー」という程度だったんですが、そこから先は片 側３車線やりたい放題。時速２０キロの超低速運転、蛇行運転、車から降りて輪になっ てフォークダンス大会なんでもこい！みたいな。走っていても海はあんまり見えず、ひ たすら斜張橋の斜めワイヤーを眺めて走ることになります。中では上り、下りの２本の 橋が平行して架かっている名港西大橋が、隣の橋を見て走る感じでよろしいです（写真 １）。中央大橋・東大橋は思ったほど長くなく、あっというまに終わっちゃいました（ 写真２）。今のところ大府インターが終点で、２３号線の大高インター近くで降ろされ ました。９５０円。早いのは早い。慢性的に渋滞している２３号線で４０分かかるとこ ろを１５分ぐらいで行っちゃいます。将来的には第２東名・名神の一部になる道路です が、今のところ区間が短すぎぃ、みたいな感じで、話のタネに１回走ってみっかぁ、と いう程度の存在です。ライトアップされた夜にでも埠頭から２人で眺め、そのまま名古 屋港に転落、なんてのが楽しいんじゃないでしょうか。

注）私塩サバ２号も４／５（日）に探検してまいりました。確かに道はガラガラだ ったのですが、終点の料金所手前２Ｋｍから渋滞しており１５分ほど待たされました。 平日はともかく日、祝日は時間短縮を期待しないほうがよさそうです。

「どうでしたぁ？名港トリトンを渡ってみて。」

「小野妹子の怨念をひしひしと感じましたねぇ。今でも夜中に橋を渡ると・・・」

「恨めしげな声で・・・」

「Ｌ・Ｏ・Ｖ・Ｅ・ラブラブ・いもこ〜！」

「応援すんなよ！」

　　　（完）

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