【タイトル】
オーストラリアは冬だった（ゴールドコースト編−６）
【所 在 地】
南のほう
【アクセス】
（前回までのあらすじ）　志摩子は日本へ帰った。
【ガ イ ド】
「さて、今週から始まりました、“ヤな旅・悪夢気分”・・・」
「唐突ですねっ。」
「はい、思いつきだけでやってますから。わたくし、進行役の土佐勝男です。」
「アシスタントの愛媛美加子でぇす。」
「ということでポリスアカデミーが終わったところなんですが、よかったですねぇ 、スタント。」
「そうですね。君、ビデオに興味ある？とか。」
「それはスカウト！」
「ちょっとヌケたところはありますけどね。」
「それは、すかたん！」
「なにも入ってないウドン・・・」
「それは素うどん！」
「でも食べると健康にいいらしいですね。」
「それは酢大豆！“す”しかあってないやん！」」
　
「すだいず」を詠めり。
　
　　スタント見ている　大事なあの娘　粋な浴衣に　ずんとくる　（美加子）
　
　みなさん始めまして。「みかりん」でぇす。趣味は「おりこみ都都逸」。ちょっ ぴり粋でしょ？
　
　　（す）タント見ている　（７）
　　（だ）いじなあの娘　　（７）
　　（い）きな浴衣に　　　（７）
　　（ず）んとくる　　　　（５）
　
こういうのが「おりこみ都都逸」なの。（たぶんそうなの。違ってたらゴメン。） 浴衣着てスタント見るな！って気がするわね。オヤジ入ってるしぃ。というわけで、み んなヨロシクねっ♪
　
　　みんなのアイドル　可愛い美加子　リンゴのほっぺが　んー、素敵　（みかり ん）
　
（「みかりんのワクワク豪州旅日記」より）
　
「さてこれからバットマン・アドベンチャーというのに行こうと思うのですが・・ ・」
「ではここで長老に登場してもらいましょう！」
「なんでここで長老やねん！」
「だって、この手の番組に地元の長老はつきものだしぃ・・・」
「地元の長老なんですか？」
「いえ、日本から連れてきましたぁ。」
「意味ないやん！」
「でもバットマンには詳しいらしいですよぉ。では長老、どうぞぉ！」
「どぉもぉ。あらっぽく、たけだけしい？それは獰猛やがな。ばしっ。」
「あははははははははは。」
「何がおもろい！」
「おじいちゃんはバットマンにはちょっとウルサイんですよねっ。」
「そうじゃ。わしがコドモの頃にのぉ、よう紙芝居で見たもんじゃ。」
「それは黄金バット！」
「どこの誰だか知らないけれど、誰もがみんな知っているぅ♪ってな。」
「しかもそれは月光仮面の歌！」
「疾風のように現れて、たっぷり見せて去ってゆく〜♪」
「しかも途中から“けっこう仮面”の歌！」
「トシとると　固いせんべいとか　けっこう噛めん。」
「けっこう仮面俳句、しかもそのまんま！」
「というわけで、じゃあ。」
「帰るなって！」
「これ以上わしに何をしろと・・・」
「バットマン・アドベンチャーを体験してもらいます。」
「でもバスの中でガイドのねえちゃんが心臓の弱い人は駄目じゃって言っておった ぞ。」
「おじいちゃん、心臓弱いんですかぁ？」
「この前、病院で養毛剤を注射してもろたら心臓に毛が生えてのう。」
「生えるなよ！」
「そしたらハートがちくちく痛んでのぉ。」
「痛むなよ！」
「やむをえずバリカンで刈り上げにしてもろてのぉ。」
「してもらうなよ！」
　
「かりあげ」を詠めり。
　
　　哀しい時には　理由もなしに　甘えてみたいと　芸妓言う　（美加子）
　
　えーと、バットマン・アドベンチャーというのはですね、ブルース・ウェイン（ 別名バットマン）が住む館の書斎から始まるんです。そこで「ミョーにアクションがオ ーバーやなぁ。」って感じの外国のオネーサマが何かしゃべってるんですよぉ。でも外 国のオネーサマは外国語しか話してくれないから、彼女が私にいったい何を訴えたいの か、まったくお手上げなのです。でもなんだか「とってもいけないコト」が起きちゃっ たみたいで、彼女に引率されて椅子のある部屋に誘導される美加子なのでありました。 そこでは「オーバーアクションねえちゃん」がテレビの中のお兄さんと何事か相談して 、なんだかよくわからないけど「では出発！」ということが決定されちゃったみたい。 そして今度は１５人くらい座れる乗り物のような部屋へ。椅子にはシートベルトがあっ て、それを締めろというコトみたいなんだけど、サイズが「がばがば」で、調節の仕方 がわからないの〜。ま、いっかぁ。まさか死ぬこともないだろう・・・。
　
　とタカをくくっていたのがおおきなアヤマチ。前のスクリーンの画面にあわせて 座席が揺れる揺れるぅ！思わず座席から転がり落ちそうになったり、前の席の背もたれ に前頭部を痛打しそうになっちゃいましたぁ。はあ〜、ムチウチになる〜！
　
「むちうち」を詠めり。
　
　　村のはずれで　小さな娘が　うつむきかげんに　誓い言　（美加子）
　
私、大きくなったらまーくんのお嫁さんになるの。とか言ってるのかなぁ。じゃ、 お医者さんごっこしようか、だって。きゃ〜、まーくんのすけべ！ああ、夏の日の思い 出。
　
（「みかりんのワクワク豪州旅日記」より）
　
「まだちょっと時間がありますねぇ。」
「そうですね。あと１つくらいはいけそうですよぉ。」
「じゃ、ルーニー・チューンズ！」
「なんですか、そりゃ？」
「今年もどこにも合格しなかったなぁ。もう４０歳だよ・・・」
「それは浪人中年！いいかげんに諦めて就職しろって！」
「バックス・バニーが出てくるんですよぉ。」
「ウサギのキャラクターですね。」
「今日は冷えるねぇ。」
「それは、うー寒ぃ！」
「騙したのね！私と結婚してくれるって言ってくれたのに・・・」
「それは、うー詐欺ぃ！」
「持っている金と着ているもの、身ぐるみ置いていけ！」
「それは追いはぎ！」
「干物にするとおいしいんですよね。」
「それはカワハギ！」
　
「かわはぎ」を詠めり。
　
　　叶わぬ恋だと　わかっていても　歯痒い思いに　逆戻り　（美加子）
　
あの人のことはもう諦めようって、頭の中ではわかっているんだけど・・・。とい うオトメ心を詠んだ秀逸な都都逸ですね。さてルーニー・チューン。これは小船に乗っ て洞窟探検といった、遊園地なんかにありがちな企画でありました。素敵な彼と一緒な らそれなりに楽しいかもね。スケベな鰈・・・というのはちょっとね。途中、進んでい く先に滝があって、うそ〜！このままではびしょ濡れやん！てな感じに。いや、いくら なんでもそらないやろ。でも外人、なんでもアリやからなぁ。揺れる心にちょっぴりド キドキ。さすがに滝にさしかかる直前で水はとまったんだけど、タイミングが遅〜い！ いちばん前に座ってた私、すっかり「美女はびしょびしょ」状態。いや〜ん♪
　
　
　ということでムービーワールド。「ゴールドコースト・終日フリー」が２人以上 あるなら訪問するにヤブサカではないが、１日しかない場合にはもっと他に行くとこあ るんちゃうか？という気がしないでもない。という感じでありました。ま、コドモ連れ にはいいかもね。という気はします。
　
今週の結論：伊勢戦国時代村を面白いと思っている人にはいい。
　
　　　　　（つづく）
　
　てなわけで、名前を変えて俳句を都都逸にしただけやん！という気がしないでも ないこのコーナー、次回は「ゴールドコーストの海岸を歩く」編です。ただぼーっと歩 いただけだから盛り上がらないこと必至。さあ、美加子の出番はあるのか？では来週ま で、ごきげんんよう。

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