- 【タイトル】
- 絶対合格!塩サバがゆく(高知〜鳥取編その5)
- 【所 在 地】
- 鳥取県鳥取市他
- 【アクセス】
- (前回までのあらすじ)塩サバくん(18歳)は高松の港の見えるホテルで眠りに
ついた。
- 【ガ イ ド】
- 受験生の諸君、元気で頑張っておるか?本家ひなのちゃんも大学に合格したらし
いし、まあ君も頑張りなさい。受験生たるもの、学業が本分である。それ以外のこと、
例えば「あ〜ん、そんなことぉ♪」というようなコトは大学に入つてからでも遅くはな
い。今はただ、勉学に励むことだ。そういえばこの前、車を運転しておつたら伊勢のほ
うに「べんきょう部屋」という名前のラヴホテルがあった。実にけしからん。「べんき
ょう部屋」でナニを勉強するというのだ!そういえば伊勢には「その名も〜国際秘宝館
〜♪」なんという、たいへんけがらわしいものがある。三重テレビを見ていると、よく
宣伝をしておるな。伊勢というより、正確には「玉城町」というところにあるのだが、
たまき町で馬のマル秘ショウだぁ!?ふざけるのもいいかげんにしなさいっ!と、おじ
さんは言いたい。いや、機会があればこの塩鯖通信にマネエを供出してもらつて、取材
でもどうかと申し入れているところなのだが・・・。それはさておき、受験生の諸君。
元気に受験に励んでおるか?私もその昔、いくつかの大学を受験したものだ。というこ
とで、その時の話を思い出しながら書いてみたいと思うのだが、このコオナアって、そ
ういう企画だつたか?細かいことは気にするな、ベイビイ!
-
- その昔、まだ「瀬戸大橋」というものが完成していなかつた頃、高松から岡山に
渡るには泳いでわたるか、もしくは北朝鮮の工作員に頼んで潜水具を借りるか、選択肢
は2つに1つしかなかった。そんなわけで僕は高松から宇高連絡船というのに乗ること
にした。そんな選択肢、なかつたではないか!などと細かいことを言つてはいけない。
世の中、すべて表の顔と裏の顔というものがあり、裏にまわればどんなことをしてもい
いんだ。行水している若妻を覗いてもいいんだ。ということは、わりとよく世間一般に
知られておる。昔のサザエさんを見ていると、塀の節穴から行水を覗くというシインが
出てくるが、波平さんがすけべ心を出して覗いてみると、いつの間にやら婆さんに変わ
つていたというのはよくあるオチだ。そのことは「波平のぞくと婆さんの法則」と呼ば
れ、試験に出る英単語にも「a law of Namihei peeping an old woman」として記載さ
れておつた。この言い回しは私のこころに「ドキユン」のくるものがあつたので、机の
上に鉛筆で書きとめてカンニングに励んだわけなんだが、結局のところ試験には出なか
ったではないか!いや、受験の話を書いているうちに昔の嫌な記憶が蘇つてしまつた。
そういうわけで、僕の心の中で大学受験と若妻の行水はスイイト・ビタアな思い出とい
て記憶されているのである。
-
- さて、宇高連絡船。僕の心の中で、連絡船というのは津軽海峡であつた。恋に破
れた女子高生が、凍えそうなカモメ見つめ泣いているものであつた。あ〜あああ〜♪し
かし、瀬戸内海に津軽海峡冬景色はなかつた。瀬戸の花嫁はいたかも知れないが、愛知
県には瀬戸市というのがあるので、名古屋人は皆、瀬戸の花嫁というのは瀬戸市の花嫁
のことだと思つていたわけなんだが、瀬古利彦は桑名の出身だね。瀬古はいつも前のラ
ンナアの真後ろにぴつたりついて、ゴオル寸前にスパアトして抜くもんだから、よく「
瀬古はせこい」なんて言われておつたな。ま、そんなことはどうでもよろしい。宇高連
絡船である。連絡船というものに乗るのはその時が「私、はじめてなのぉ♪」だつたの
で、私は期待と不安でいつぱいであつた。痛いのだろうか?初めての経験というのは戸
惑うばかりである。だいたい、どこで切符を買つて、どこから船に乗り込めばいいのか
?とにかく私は高松駅へと向かつた。連絡船というのは港からではなく、駅のホームか
ら出発する。そんな話を人づてに聞いたわけなんだが、果たしてそれは本当であつた。
連絡船の乗車券は駅の切符の自動販売機で売つておつた。そして船は駅のホームの18
番ホームみたいな感じのところに停泊しているのであつた。船は中くらいの大きさで、
窓硝子が汚くて、せつかくの瀬戸内の海がよく見えぬ。そういえば今回の旅は、いろん
な乗り物にのることと、タビックスを女子高生の間でブレイクさせるのが主な目的なの
だが、全然はやらないねタビックス。
- タビとソックスの機能を兼ね備えた画期的な商品だというのに、これはいったいど
うしたことか。世の中の女子高生に「オシャレ」という感覚はないのか。もはや私はタ
ビックスをはいた女子高生でなければソソられないほどの極度のタビックス・フェチな
ので、より一層の普及を望む次第である。ということで、この連絡船の乗車により私は
バス、電車、飛行機、船の「世界4大乗り物」をすべて制覇したこととなり、めでたい
ではないか。ちんちん電車にも乗ったしねっ。ケーブルカーにも乗ったんだいっ!いや
、オトコは誰も、乗り物の話になると少年の心を取り戻すものであるな。
-
- さて、船は1時間ほどで岡山県の宇野というところに到着。みんな、UNOして
るかい?カードゲームといえばやっぱりUNOだね。僕が皆とUNOをすると、決まっ
ていつでも僕のところに「ドロウ2」と「ドロウ4」が来るんだ。さあ、僕の番だなと
思って身構えると、決まって「スキツプ」や「リバアス」されたり。その足袋に、あ、
学習機能の学習しすぎ。んもー、なにもそこまで学習しなくっても〜♪現象が起きてし
まった。で、その度に「僕って愛されてる〜♪」と思うんだが、やっぱりカアドがいっ
ぱい溜まるのってE気持ちだよね。ということを宇野という地名で思い出してしまつた
のだが、関係のない話であつた。脱線するのは若い証拠だし、脱腸したらナアスのお世
話になればいいし。そういえば私は痛風持ちなんだが、結石が出来ちゃった場合はビイ
ルをたらふく飲んで縄跳びだねっ♪宇野から電車に乗って岡山に移動。岡山というと僕
のイメエジの中ではカバヤの故郷だな。ジューCは僕のお口の恋人なんだ。そういえば
クリントンとルインスキイも「お口の恋人」だつたらしいが、関係のない話であつた。
脱線するのは若い証拠だし、脱毛するのはちよつと辛いけど、カレーは辛いよねっ。岡
山では、すぐに乗り換えのために「きびだんご」を食べている暇もなかつたのだが、そ
ういえば「だんご3兄弟」がブレイクしているね。
-
- > ちなみに「だんご3兄弟」には、「朝になったらカタクなっていた」とかなんと
かいう歌詞があったと思います。
- > ま、バイアグラでも効果のない汚夢老師にはしょせん無縁の話ではありますが。
-
- なんてことをわざわざメエルに書いて送つて来たのはアアネツト昆布青年なのだ
が、大きなお世話だっちゅうの!あ、パイレエツは元気かな?胸が大きいということは
いいことだね。やっぱ谷間だよねっ♪うんうん。野球放送を聞いていて、今日はロオテ
エシヨンの谷間うんぬんと聞くだけで思わずコーフンしてしまうのは、まだまだ若い証
拠だが、話が脱線するのも若い証拠だし・・・って、ええかげんにせい!
-
- さ、岡山で鳥取行きの急行「砂丘」に乗り換えるのであった。鳥取行きの急行列
車の名前が「砂丘」というのはたいへんわかりやすいネエミングでとてもよろしい。砂
丘よりも恥丘のほうがもつと好ましいが、いや、書いているうちにだんだん自分でも恥
ずかしくなつてきたぞ、この原稿!下仁田を出発すると南蛇井なのは上信電鉄なのだが
、ただ今、災害のため南蛇井−下仁田間はバスで代行運転してますので、よろしくねっ
♪さ、急行砂丘号に2時間半ほど揺られ、列車は鳥取へと到着した。忍者?そりゃ、ハ
ットリやがな!って、僕のギヤグのセンスもまだまだ捨てたものじゃないねっ!(←編
集部注:さっさと捨てろ!)さすがは日本海側だなと思つたのは、3月だというのに鳥
取市内には30センチほどの雪が積もっていたことである。山陰の春、まだ浅き。そん
な思いを心に抱いて、僕は砂丘へと向かった。鳥取と言えば砂丘。オバケと言えばオバ
Q。キャンプと言えばバーベキュー。法の精神?そりゃ、モンテスキューやがな!って
、僕のギヤグのセンスはますます冴えてるねっ!そんなわけでバスに乗つて砂丘へと向
かつた。リフトに乗つて砂丘の中心部に至る。これで今回の旅の乗り物リストにもうひ
とつ「リフト」が追加されたわけである。そしてもうひとつ。僕はここで日本海を見た
。このことによって僕は太平洋(高知・桂浜にて)と瀬戸内海(高松・屋島にて)と日
本海の3つの海を制覇したことになるのだ。我ながら凄い。よくやった!と褒めてやり
たい。で、肝心の砂丘のほうは一面に雪が積もっていて、いったいどのへんが砂丘なん
だか今ひとつ説得力に欠けていたんだけどね。
- そして僕は春まだ浅き日本海を後にして、その日の宿「ビジネスホテルいわた」へ
と向かったのであつた。
-
- ということで、ぢゃ、また。
-
- (つづく)
-
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