住所：横浜市野毛町2-65（野毛柳通り）
電話：045(231)3619
時間：11時30分〜14時、17時〜22時
休日：無休
案内：昭和２０年創業の割烹料理店。
イワシ料理が主で、冬場はフグ料理もおすすめです。
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ネットで「村田家」をキーワードに検索した場合、得られる情報はだいたいこんなところなんですが、１件だけこんなサイトがヒットしました。
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『亀ノ頭のスープ』
根本敬 著 マガジンハウス／本体価格：971円 <ジャンル> コミック
<ストーリー> 大河精子ロマン「ミクロの精子圏」を収録。この作品は「タケオの世界」・「未来精子ブラジル」と並び、根本敬の「精子三部作」と呼ばれている。「ミクロの精子圏」は、その第二作目にあたる。先祖代々一家に不幸の絶えない村田藤吉（本ＨＰ−精神安定系『生きる』参照のこと）は、その不幸の原因が村田家のＤＮＡにあることを知る・・・
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今回のオフ会でおこめ師匠がこの店を選んだのはこれだったのか！と、ハタ（←省エネルック愛好。）と膝を打った次第でありますが、予約の時間より３０分ほど早く到着してしまった「村田家」は昭和２０年創業の老舗らしい佇いのお店でありました。「あら、早いのね。。。」と店のおばさんはちょっぴり不本意な様子でありましたが、とにかく奥の小じんまりとした座敷へと案内されます。足元の床は“ほりごたつ”のように掘り下げられておりますが、おそらく内装工事の際、大将と職人の間で「掘っていい？」「あ〜ん、どうぞぉ♪」という会話が交わされたに違いありません。造りが狭いので隣に“ぎゃる系”でもはべらせたら、かなり“密着ラブラブ状態♪”になるのではないかと期待されますが、今回の隣席は昆布青年でありました。眼前に“陰毛図”師匠、左前方には御祓いを済ませてすっかり厄の落ちた鰈技師という布陣であります。のびのびと足を伸ばしたところで、とりあえずビールと料理の注文ですな。
「えっとぉ、“いわしの刺身”とぉ・・・」
「はい。」
「“いわしの味噌たたき”とぉ・・・」
「あのぉ、いわしは先ほど頼まれましたので、何か他のものになされたほうが・・・」
などと言っていては、この店で“注文取りのおばさん”として生きてはいけません。おばさんの弱みにつけこんだ我々は更に“いわしつみれ揚げ”というのを注文し、いわし料理３連発で“中華屋の豆腐料理の恨み”を晴らしたのでありました。さらにこの日、我々が注文したものを思い付くままに列挙してみると、
いわしの天ぷら、いわしの竜田揚げ、いわしのゆかり揚げ、いわしの南蛮漬け、いわし豆腐、いわしの骨せんべい、たたみいわし
といったところ。“いわしの刺身”というのは思ったよりもアブラっぽい感じで、“いわしのたたき”は“アジのたたき”と大差なく、“いわしの天ぷら”はどういうわけだか“カボチャの天ぷら”の味がしました。あとからもう１匹食べたらちゃんと“いわしの天ぷら”の味がしたので、あるいは最初に食べたのはオマケについてきた“カボチャの天ぷら”だったのかも知れません。やんぐな若者には竜田揚げみたいな“揚げもの系”がおすすめですね。いわしばっかりで飽きるんじゃないかという危惧もあったんですが、最後まで立派な仕事がなされていたという感じでありました。
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続いて「ジャズ鑑賞の部」なんですが、このへんの経緯は鰻茄子師匠の『日々ボーボー』に詳しいので引用させていただくと、
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鰯尽くしの料理と日本酒を（あ、鯖さんの‘トラウマ豆腐’も）堪能したあとドルフィに行ったがライヴの最中、踵を返してル・タン・ペルデュに行くもここは本日休業、仕方がないか、とうるさいオヤジのいるジャズと演歌の店、パパジョンに。入ると、フランク・フォスターのＡｒｇｏ盤（昆布氏ご教示による）がかかっていた。マスターが「このピアノ・トリオ、聴いたことないだろ」とドン・ランディの“WHERE DO WE GO FROMﾂHERE?”のオリジナル盤をかけてくれたが、この、邦題「枯葉」のヴァーヴ盤、何年か前に国内再発の際購入、オヤジの期待に応えられず悪いことをした。
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> ジャズと演歌の店でかかっていたのは、Frank Foster「Basie is our boss」でしたね。
ということであります。おこめ師匠の「ドン・ランディ問題」といい、うるさ系のオヤジを唸らせるほどジャズ的レベルの高い集団なんだよねー、僕たち。私はさっぱりわかりませんでしたけどね。ついでにこの時点で不肖さばぴょんは、かなり酒がゲロ化する２歩手前くらいの状態でありまして、いや、いわし店でビール２杯と日本酒を１杯飲んだだけなんですが、長距離ドライブ＆うきうき御祓いツアー♪で疲れが出たせいでありましょうか。もともと、そんなに強いほうじゃありませんしね。そんなこんなで『パパジョン』では水割りを半分ほど嘗めるにとどめ、次なる『チンチン麺ツアー』に備えたわけですが、このツアーの模様を再び『ボーボー』から引用させていただきます。
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最後に、鯖さんの「亀のあとはチンチン麺」の希望どおり、三陽に赴く。日曜日だというのに（あるいはそれゆえか）、店内も、店外に設えた通称「ビアガーデン」も道路を隔てた場所にあるリゾート気分満喫の席も（なんて名前でしたっけ？）、みないっぱい。しばらく待って、リゾート気分充分な席が空いたので、そこに落ち着く。鯖、ボーボー麺。昆布、チョメチョメ麺。鰈＆米は、チン麺おこちゃま（通常のチンチン麺の２分の１版。決してみずからのモチモノに合せたわけではない）。頼んだものの名前を反芻しながら、あまり一家で来る店ではないな、などと思う。そうそう、餃子４人前にネギトリ２人前を先に頼んであったのだが、これはちと頼み過ぎ（というより、この店は入るとオヤジがいきなり「はいお兄さん、ビールと餃子にチンチン麺」などとお薦めメニューを浴びせ掛けてくるのである。本日の注文のうち、「餃子４人前にネギトリ２人前にビール２本」は、このオヤジの浴びせかけによるもの）。それと、このお店のビールは泡抜けが異常に早く、「もっと泡の立つビールをくれ」と頼んだがやはり同じ、酔眼朦朧のため銘柄等記憶にとどめていないが、なにか新種の発泡酒ででもあるのか。10時過ぎ、日本はやはり東南アジアであることを確認したあと、すっかり大蒜臭くなった一行はそれぞれの家路についた。皆さま、お疲れ様でした。
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いえいえ。こちらこそ色々とお世話になりました。しかし僕たち４人って、こうして度々集まっては飲んだり騒いだり俳句を詠んだりしているわけですが、つい数年前までは何のつながりもなかった人達であるわけでして、塩通の取り持つ縁というのも、何やら不思議なものでありますな。どうせネットで知り合うなら、名古屋の人妻“のりかちゃん”（相場は３万らしい）のほうが・・・というのはさておいて、昆布青年のカキコにもあった
> リゾート気分満載のガーデン席は「別宮」or「別の院」とか、ヒジョーに雅な名称で呼ばれていたようなおぼろげな記憶もありますが、なんでしたかね？
という席に着座した我々の前には、店長の陰謀によって勝手に決められた「餃子４人前にネギトリ２人前にビール２本」が怒涛のように運び込まれたのでありました（写真２）。その山積みされたギョーザの姿は毛沢東でなくてもビックリ！という感じでありまして、ただでさえ“酒がゲロ化する２歩手前くらいの状態”であった私は心配のあまり、直ちに「お持ち帰り出来ますかぁ？」と尋ねてしまったほどであります。で、師匠の『ボーボー』にもあるように昆布青年がチョメチョメ麺（写真３）、さばが新製品らしいボーボー麺（写真４）、おこめ＆かれいがチンチン麺の“おこさま”（写真５）を注文したのでありました。
ボーボー麺というのはカレー味のラーメンでありまして、“男のロマン”などというよくわからんキャッチフレーズがついておりましたが、いかにもカレー味らしい豚肉と玉ねぎの“グ”がとってもおいしいラーメンなのでありました。もっとも“ゲロ２歩手前”の状態であった私は半分も食べることが出来ずに、チンチン麺試食ツアーの言い出しっぺであるにもかかわらず、情けないこと限りなし。。。おまけにチンチン麺じゃなくてボーボー麺なんか頼んでますしね。関サバ師匠がビールと“おこさまチンチン♪”をしきりに勧めてくださいましたが、ここで無理してゲロを吐きでもしたら楽しかったオフ会が台なしになっちゃうので、申し訳なく思いつつも辞退させてきただきました。あ、問題の“泡の出ないビール”のラベルが（写真５）にちょっぴり写ってますんで、銘柄チェックの参考にしてくださいね。もう一度、お酒を飲んでいない状態で再チャレンジしてみたいお店でございます。お勘定を払うとき、店長が「悪かったねー！」なんて、強制メニュー決定のオワビらしきコトバを宣っておりましたが、ちなみにここのスタッフは言うまでもなく下仁田系の“コンニャクコック”（写真６）なのでございます。残った餃子とネギトリをパックに詰めてもらい、６時間に及ぶとっても楽しかった“野毛かめのあたまオフ会”はフィナーレを迎えたのでありました。
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桜木町駅でみんなと別れて京浜東北線に乗り込むと、どうも車内のぎゃるの視線が気になるんですよね。どういうわけだかしきりに私の下半身のあたりを見つめているので、「ん？」と思って手に持っていたビニール袋（餃子＆ネギトリ入り）を見てみると、赤い大きな字で「楊貴妃も腰を抜かす、ギャルのアイドル チンチン麺」。いや〜ん♪
（おしまい♪）
