【名　　称】: 八方尾根
【地　　域】: 長野・白馬
【アクセス】: タクシー会社に電話してですね、やってきた運ちゃんに「八方まで行ってちょーだい。」とホザけば、多分連れていってくれます。降りる時に「１７万８７５０円！」とか言われたら、首をしめちゃいましょう。帰りには護送車が家の近くまで運んでくれるはずです。もっと平穏に行きたい、という常識派は長野自動車道を豊科ＩＣで降りて国道１４７号と１４８号を。時間が許せば明るい時間帯に走りたいですね。青木湖や北アルプスの眺めが最高です。時間が許さなくて暗い時間帯に走ると暗いです。時間によって渋滞にハマるおそれ、多分にあり。国道からは旅館街みたいなとこを走るんですが、道幅が狭く、わかりにくく、駐車場も少なかったような。チェーンは必携です。
【ガイド】: 　しばらくヤル気の感じられなかったこのコーナー、今日の僕はちょっと違うんだ。八方なんだ、そうなんだ。普通、一般の人が「はっぽう」という言葉を耳にした時、まず最初に思い浮かぶのは「月亭八方」ですね。本名、寺脇清三やて。次に浮かぶのが「八宝菜」。その昔、近所の八百屋に「タマノイのパーポー」というのが売っていましたが（今でもあるのか？）、あれは多分八宝菜のもとみたいなもんでしょう。「パーポーツァー、イーガー」とか言うんだろう、本場中国では。で、その八方。長野オリンピックの滑降スタート地点問題で有名になりましたね。私が行ったのは３年程前か。まだかなりシロートの頃だったので苦労しました。よってこのガイドは中級者以上の人には何の役にも立たないと思われます。フォー・素人・オンリー。まずこのスキー場の第一印象。「坂が急やんけー。」ゴンドラ乗り場辺りの地面の傾き方が結構急、なんですよね。そんなに傾かんでもええやろ、と言いたくなるほど。しかし、ひるまずにゴンドラに乗りましょう。初心者の人もどんどん。リフトに乗りそこねてコケた、という話はよく聞きますが、ゴンドラ乗る時にコケる人は見たことありません。安心して乗りましょう。上まで行ってどうなるか、知ったこっちゃありませんが。ゴンドラを降りたところはスキー場のてっぺんではなく、上のほうへはリフトを乗り継いでいくことになります。ここらがちょっと古いスキー場って感じですね。オリンピックの選手もリフトで上っていくのか。ちゃんと回数券買ったりするのか。ゴンドラの１回券だけ買ってリフト券を買い忘れ、しかも財布を落として買うこともできず、スタート地点に到着できずに泣く泣く棄権、なんて選手がいやしないか。さっき自販機でファンタ・オレンジ買った時に落としたんですよ、サイフ。だって、喉かわいてたんだもん！なんて、半泣きになってリフト乗り場のオッチャンに詰め寄ったりして、その姿がテレビで全世界に報道されたりして、人々の涙を誘ったりして。ああ、感動をありがとう！注目はジャンプの原田ですね。団体戦があったら、プレッシャーに極めて強い点を買って、是非ともアンカーで飛んでほしいです。頑張れ、原田。; 　八方のお薦めは「咲花ゲレンデ」。ここしか滑れる気、せえへんかったもん。「北尾根コース」もなんとか。一度ですね、国際第一ペアというのにですね、間違って乗ってしまったわけです。それでですね、そこからチャンピオンスカイペアというのに乗ってもうひとつ上まで行けばよかったんです。ところが「チャンピオン」という名に恐れをなし、「国際」のほうがマシかなあと思って、そのまま滑り降りたんです。いやあもう…。（後でガイド見たら、八方でも名高いモーレツバーンだって。）
【設　　備】: 　落ち着いた食事をしたい人は「エルフィン」へ、だって。２５００円～４５００円だって。誰が食うんだ。さ、カレーでも食おう。
【総合評価】: 　「黒菱」も「ぴょんぴょん平」も「リーゼンスラローム」も滑らなかった私に、八方を語る資格などございません。; | Previus | | Up | Next |