【名　　称】: 一の瀬ファミリー・高天が原
【地　　域】: 長野・信越
【アクセス】: 　（前回までのあらすじ）焼額男（やけ・ひたいお）５３歳は今の妻と別れて一ノ瀬ダイヤ（銀座のバーのママ）と新しい家庭を築こうかと考えていた。でもなんでスキー場ガイドに「前回までのあらすじ」があるんだよ。捨てられる妻は立場はどうなる？行く末をはかなんで首を吊ったりしないか。あるいは一ノ瀬ダイヤを恨んで首をしめたりしないか。また、もう一人の愛人、奥志賀子はどうなるんだ。手切れ金ですんなり納得するのか。など、興味は尽きないが、ここはそういうことを追及するページではない。スキー場のガイドなんだもんね。というわけで、一の瀬ファミリーはダイヤモンドとは道路をはさんで反対側の位置にある。ということは必然的に道路を１本渡らなければならない。道路を横断する場合には、１．手をあげる　２．左右の安全を確認する　３．車がきたらすかさず直前に飛び出す　４．こける　５．ひかれる　６．骨が折れた、頭が痛い、痛風の発作がおきた等、とにかくゴネる、という工程が必要となります。鼻血でも出ればしめたものです。ぼったくれるだけぼったくりましょう。事を穏便にすませたいタイプの人は連絡橋を渡るという手もあります。これは普通の歩道橋に雪が積もった状態のものですので、結構急な上り坂＆下り坂。初心者はコケること必至です。どうせコケるなら当たり屋したほうが得だと思います。ファミリーからはリフトで上って斜めに滑る、リフトで上って斜めに滑る、のパターンでタンネの森、高天が原へと連絡出来ます。高天が原から西館山へは再度道路を横断してダイヤモンド側へ戻ってこなければなりません。再度車にはねられなければならず、当たり屋稼業もラクじゃないです。
【ガイド】: 　一の瀬ファミリースキー場にはペアが２本、クワッドが１本、あわせて３本のリフトがあります。間違えてペアに乗ったら山の途中で終わっちゃいました。しかもむっちゃ遅いし。クワッドの半分くらいのスピードですね。負けず嫌いの人＆気の短い人はやめといたほうが無難。イライラして精神衛生上よくありません。クワッドに乗れば山のてっぺんです。ここがまた結構急で、ファミリーという甘い名前に騙された初心者は泣きをみることになります。急斜面＆スノーマシンによるブリザード状態で顔面蒼白、頬ひきつり、鼻水だらだらで、ロマンチックなムードのカケラもありません。奥さん転倒、子供は滑落、お父さん半泣きで、仲良しファミリーもたちまち険悪に。一家離散の悲劇が味わえます。おそるべし、一の瀬ファミリー。迂回コース、あるけどね。じゃ、「タンネの森オコジョ」行きましょう。日本にスキー場は数あれど、こんなヘンな名前のところはほかにはない、というくらいのヘンな名前。ま、「胎内スキー場」なんてのもあるけど。オコジョというのは白いイタチみたいなもので、リフト券にもイラストが書いてあるくらいだから、志賀高原の名物なんでしょう。鍋にするとおいしい。といった類いの名物じゃないと思いますが。へい、そこのカノジョ、オコジョ食べない？食わねーって。タンネの森スキー場はその名のとおり森で、木がはえていてとってもロマンチック、らしい。ぶつかりそうでうっとーしいだけだと思うけど。ま、一の瀬ファミリーと高天が原の間にある、なんか木の生えた一帯、と思っておけばいいでしょう。そのまま高天が原へ行っちゃってください。ここはホテルなんかもいっぱい建っていて、志賀高原の中心って感じのところですね。スキー場としては幅広の一枚バーンが「ばーん」って感じ。コースの取りかたによってはけっこうコブコブです。わりとフラットのほうを滑ったのですが、なんかしらんがコケまくりました。よって私はキライです。; 　　コケるのが　嫌いな私は　マゾじゃない
【設　　備】高天が原のベースにレストランあり。ハンバーグ入りビーフシチューを食べました。
【総合評価】焼額に比べると雪質が悪いような気が。コケると痛いし。昼にレストランで寝てる人が多いこと。疲れてるんですね、みんな。: | Previus | | Up | Next |