【たいとる】
できるかな（その３）
【著 者 名】
西原理恵子
【じゃんる】
すとーりー漫画＆若干のこらむ
【出 版 社】
扶桑社
【判　　型】
Ｂ５判かな？
【おねだん】
９５２えん（税別）
【が い ど】
「こんにちは。志摩子でぇす。」
「大阪の彰子ですぅ。」
「世界をまたにかける“わーるど・わいど”女子高生ひなのでーす♪」
「ひなのちゃんの場合、世界を股にかけるっていうより・・・」
「“股”だけが世界のオンナっ！」
「またまたぁ。そんなに褒めないでほしいのぉ♪」
「褒めてへんって！」
「で、“元祖・世界を股にかける女”といえば・・・」
「兼高かおるっ！」
「“世界の旅”の人よね。」
「“フクスケの足袋”もイイのぉ♪」
「で、サイバラりえぞお先生は、雑誌“マルコポーロ”連載の“鳥頭紀行”で・・ ・」
「すけーるの小さい兼高かおるになるっ♪」
「・・・という秘密プロジェクトを胸に抱いていたらしいんだけど、雑誌がつぶれ て野望と生活費が根っからなくなっちゃったと。」
「で、三ヶ月ほどよっちゃんイカをかじりつつ海を見て考えたあげく、考えついた 新たなる野望っていうんが・・・」
「釣りまんがをかいて、規模の小さい大橋巨泉になるっ♪」
「ということで“サイバラ水産”、はじまりでーす♪」
 
　　　　　※
 
「あ、そうそう。前回、この“こーなー”で紹介した“ざうるす・文庫びゅーあ” の梶山季之著、“暗闇の女っ♪”なんだけど・・・」
「“官能＆バイオレンス”やね。で、どうやったん？」
「あんまりよくなかったのぉ。。。」
「面白くなかったの？」
「ぜんぜん“すけべ”じゃなかったのぉ。。。」
「それはアカンね！」
「だから、この本はなかったことにしておくのぉ♪」
「ということで、じゃ、本題にいくわよっ。」
「第１話、“静岡御前崎編”なのぉ♪」
「御前崎っていえばウインドサーフィンのメッカなんやけど、風とか波が強そうや ねぇ。」
「そうなの。で、サイバラ先生と担当のぐっちー君、むぎちゃん、それに山崎一夫 センセーを乗せたフネはたちまち霞ヶ関ビル級の大波に揉まれて・・・」
「ぐっちー君、げろ１号っ♪」
「で、サイバラ先生も餌のオキアミを針につけているうちに・・・」
「げろ２号っ♪」
「フネってそんなに気持ち悪いもんなん？」
「そうなのぉ。お父さんに誘われて船釣りに行ったんですが、揺れて揺れて、もう 大変でしたぁ。私はもうこりごりです。って・・・」
「誰が言ってたの？」
「カツオくんのお母さんっ♪」
「フネさんかいっ！」
「そういえば、さばぴょんも鳥羽へ船釣りにいって、ゲロゲロになったって言って たわねぇ。」
「釣り船のおじさんは、今日みたいな“べた凪ぎ”の日はめずらしいって言ってた らしいんだけど、それでも“げろげろ”だったんだってぇ。。。」
「餌のオキアミをいぢっているうちに気持ち悪くなって・・・」
「座席に横になって、ずっと船内に流れている鳥羽一郎のうたを聴いてたんだって ぇ♪」
「さすが鳥羽の釣り船やねっ！」
「で、サイバラ先生ご一行を乗せた釣り船も、上下はもちろん、前後左右にもゆら れて・・・」
「むぎちゃん、げろ３号っ♪」
「で、結局、この日の釣果は山崎センセのイサキとクサフブの計２匹だけやったみ たいやね。」
「ということで、次回の目標は・・・」
「酔わないっ！あと魚を釣るっ！なのぉ♪」
 
　　　　　※
 
「続いては“いか夜釣り編”なのぉ♪」
「今度は戸田でイカ釣りに挑戦するのね。」
「戸田ってどこなんよ？」
「伊豆半島かなぁ？とにかく、御前崎とは海を挟んだ対岸にあるみたいね。」
「関東地図で見ても“２みり”移動しただけなのぉ♪」
「で、今回は波はなかったんだけど、いきなり大雨がふりはじめるのね。」
「で、イカってどうやって釣るんよ？」
「釣り針のうえに“ぺんらいと”をつけるのぉ♪すると、あかりによってきた“い か”が、針にひっかかるのぉ♪」
「灯りによってくるの？」
「そうなのぉ。この“いか”の哀しい習性がもたらした、とっても哀しい物語があ るのぉ。。。」
 
−−−−−−−−−−−−−−−
 
　『悲劇のいか』（ひなの作）
 
　昔ね、海の底に“たかし”と“よし子”っていう、２匹の“いか”がいたのぉ。 この２匹はね、互いに“たかぴー”“よっちゃん”って呼びあう、とっても仲のいい“ ぺやんぐ”だったのぉ。で、ある日、２匹が海を泳いでいるとね、上のほうからなにや ら灯りが降りてきたのぉ。
「あら、たかぴー。あの灯りはなにかしら？」
 
よし子がその灯りに引き寄せられるようにふらふらと近寄っていくのを見て、たか しは大きな声で叫んだの。
「よっちゃん！その灯りに寄っちゃイカん！」
でもね、そのときはもう手遅れだったの。よっちゃんはね、針に引っ掛かって釣り 上げられて、そのまま“よっちゃんイカ”にされちゃったのぉ。
 
　たかしは、哀しくって泣いたの。海の水がしょっぱいのはね、たかしの涙のせい なのぉ。
 
　　　　　（おしまい♪）
 
−−−−−−−−−−−−−−−
 
「ぱちぱちぱちぃ♪」
「とっても哀しいお話だったわね。。。」
「よっちゃん、かわいそうやねぇ。。。」
「灯りに引き寄せられて釣られちゃう“よっちゃん”が馬鹿なんだから、しかたな いのぉ♪」
「身もふたもない言い方やねぇ。。。」
「で、サイバラ水産の釣果はどうだったのぉ？」
「しばらくして、全員が鬼のよにあたりはじめたんだって。でも、釣れたのはイカ じゃなくって・・・」
「くそまさばっ♪」
「ここで漁師の娘淑子ちゃんのワンポイントアドバイスがあるわね。」
「サバは生きて泳いでいても完全にくさっています。生で食べたら必ず死ぬです。 なのぉ♪」
「恐ろしいねぇ、サバの生き腐れ。。。」
「さばぴょんも生きてるけど、完全にくさっているのぉ♪」
「近寄らないほうがエエねぇ。。。」
「で、サイバラ先生御一行の船は大量のサバの群れに囲まれてただのサバ釣り漁船 と化すわけだけど・・・」
「ついに、涙のイカをＧＥＴっ♪」
「で、生のままイカをかじるサイバラ先生なんだけど・・・」
「イカって、内臓に寄生虫がおるから、ナマで食べると危ないんちゃうの？」
「そうなのよ。さて、サイバラ先生がこの後、どうなってしまうかは・・・」
「読んでみてのお楽しみなのぉ♪」
 
　　　　　※
 
「続いて“サイバラ水産・岸和田だんじり祭り編”なのぉ♪」
「岸和田のだんじり祭りぃ？釣りとぜんぜん関係ないやん？」
「とうとう、釣り船の予算を出してもらえなくなったんだって。」
「よっちゃんイカより哀しい話やねぇ。。。」
「で、その次が宮古島の話なのぉ♪」
「え？“だんじり”の話はもう終わりなん？」
「だんだん書くのがめんどうになってきたのぉ♪」
「この本も３回目だからねぇ。今日は超手抜きヴァージョンということで、ひとつ よろしくお願いするのぉ♪」
「で、宮古島編には“金角・銀角”が出てくるんだけど、ひなの、この２人、個人 的にはあまり好きじゃないのぉ♪」
「次の“新宿お酉様編”はネタに苦しんだあげく、“岸和田のだんじり”のつなが りでデッチあげたっていう感じやね。」
「さばぴょんがよく使う手なのぉ♪」
「生きながらに腐っているからねぇ。。。」
「その次の“ふるさと高知編”は、野良ぺんぎんの話が涙を誘うのぉ♪」
「南極あたりに遠洋漁業に出たとうちゃんが子供のお土産にペンギンを捕まえてく るんやけど・・・」
「貰ったコドモのほうもすっかり飽きちゃって、ちぇー、またペンギンー。アザラ シはぁー！？」
「ひなの、南極２号のほうがよかったのぉ。。。」
「あ〜ん、私もぉ。。。って、それは南極には売ってないでしょ！」
「じゃ、パパが使ったお古でイイのぉ♪」
「じゃ、“幸子”をあげようねっ♪って、そんなものおねだりしないのっ！」
「その次は“フレディ追悼コンサート”に“トリビュートバンド外人さん大会”か ぁ。とっても水産系のネタやねっ！」
「そのあと、“機械ってすばらしい”という漫画があって・・・」
「４こま漫画がいくつかあって・・・」
「おしまいっ♪」
【あ･げ･る】
「えらく手抜きやったねぇ。。。」
「今回は“淑子ちゃんのさば”の話を書きたかっただけなのぉ♪」
「ということで、この本は今週でおしまいだから、いよいよプレゼントしちゃうの ね。」
「欲しい人はめーる頂戴ねっ♪」
 
（めーるの内容）
 
お 名 前：
めるあど：
本　　題：「できるかな」欲しいのぉ♪
 
（めーるの送り先）
 
　　fwip4651@mb.infoweb.ne.jp
　　sabapyon@mb.infoweb.ne.jp
　　hinapyon@t2.ezweb.ne.jp
　　hinano@aa.sky.tkc.ne.jp（しょーとめーる）
 
「応募者多数の場合は抽選になりまーす♪」
「締め切りはテキトーやでぇ！」
「ということで・・・」
「よろしくなのぉ♪」

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