動作ＯＳ ： WindowsMe , 98 ，95 （フリーソフト）
リ ン ク ：
http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/net/se180795.html
【 解 説 】
君はブラウザには何を使っているかな？とある、あまり信用のおけない信用調査機関の調べによると、インターネット・エクスプローラ（以下“ＩＥ”と略す）が７０％、ネットスケープ（以下、“ネスケ”と略す）が２５％のシェアということなんですが、あまり信用のおけない信用調査機関の調べなので、今ひとつ信用できませんよね。そこで『塩通』のトップページ（“Mirai Net”のほう）を訪れた人のアクセス分析結果からブラウザのシェアを類推してみようと思うんですが、えーと、ざっと調べてみたところ、“ＩＥ”が９０％、“ネスケ”らしきものが１０％といった感じでありました。恐るべし、マイクロソフト！…といった感じなんですが、同じ人が何度も続けてアクセスしているのを１回とカウントしているので、まったくあてにならない数字ではあるんですけどね。で、“ＩＥ”“ネスケ”に次ぐ第３のブラウザとして、最近では“オペラ”というのが注目されているようですが、第３のフーゾク＝“コゾクラ”ほどにはまだ普及していないかな？…というのが実情のようです。で、そういう僕は何派なのかというと、ずっと“ＩＥ”を使っておりました。やっぱり、パソコン買ったら最初から入っていたというのは大きいですよね。普通のおじさんがわざわざ、ソフトをダウンロードしたりセットアップしたりインストールしたりして“ネスケ”とか“オペラ”を使うとも思えませんしね。これがもし、“ネスケ”だとモロなんだけど、“ＩＥ”だとモザイクが入っちゃう。。。とかだったら話は別なんですけどね。おじさんというのは「すけべ」の為だったら、自分が持っている以上の能力を発揮するものでありまして、場合によっては辞書を片手に英語サイトを解読したあげく、カード決済で「１ヶ月・４８ドルぽっきり！」の有料会員になっちゃったりします。「１ヶ月だけなら、ま、いいやぁ。」という軽い気持ちで入会したものの、あとでそれが「自動継続」であることが判明し、キャンセルの方法がわからずに泣きを見たりします。かように「おじさんのすけべ力」というのは最後のツメに今ひとつ甘さがあるものの、決して侮ることが出来ないパワーを秘めているわけでありますな。
が、現実問題として“ネスケ”や“オペラ”には、おじさんの生殖本能を刺激するようなコレといった特徴がございません。“オペラ”の売りは「軽くて早い。」ということらしいんですが、おじさんにとっては「それがどうした？」という 評価しか得られておりません。「“えきすぷろーら”だって、もろ画像は見えるっ！」の一言で片付けられてしまいます。おまけにブラウザを変えるということは、今までせっかく苦労して集めてきた「お気に入り」が無駄になっちゃうんぢゃないか？…という心配もありますよね。僕もいままでずっとそう思っておりました。「“ＩＥ”で別にいいぢゃん。」とか思っておりました。ところが先日、コンビニで何気なくパソコン系の雑誌を買ったところ、付録のＣＤ−ＲＯＭに“ネスケ”と“オペラ”が入っていたんですよね。ダウンロードするのと比べて時間もかからないし、とりえあず入れておいても害はなかろうと。ちなみに“オペラ”のほうはシェアウエアでありまして、ゼニを払わないと右上のほうに広告が出てきちゃうんですが、これはまあ、気にしなければさほど気にはなりません。気にし始めると結構うっとうしいものではあるんですが、それだけのために４８００円も出すのはどうかなぁ。。。という気がしますね。いや、２０えんくらいだったら出してもいいかな？…と思っていたんですけどね。ちなみに“ネスケ”にも“オペラ”にも“ＩＥ”の「お気に入り」をインポートする機能がありますので、ブックマーク問題に関してはそれほど心配することもなかったんですが、これと言ったおじさん心を刺激するような機能があるとも思えませんでした。いや、まだそれほど使い込んではいないので、細かい点まではよくはワカランのですけどね。
なにかこう、もっとよさそうなブラウザはないのか？…と思っていたら、あ、フリーソフトにけっこう面白そうなのがあるんですね。で、最近のブラウザの傾向としては、どうやらタブ式ブラウザというのが流行っているみたいですね。“ＩＥ”や“ネスケ”は“ＳＤＩブラウザ”（しんぐる・なんとか・ぶらうざ）と言って、表示しているページと違うサイトを開こうとすると画面がそっくり入れ替わるか、あるいはブラウザがもうひとつ起動してまったくの別画面になるかの２つのパターンが考えられます。前のほうのページに戻ろうと思ったらウインドウを閉じたり「戻る」ボタンを連打したりして、けっこう面倒なことになりますよね。それに対して“オペラ”の場合、最初に立ち上げた時に“ＳＤＩ”か“ＭＤＩ”かを選択出来るようになっております。“ＭＤＩ”というのは（まるち・なんとか・ぶらうざ）の略で、１つのブラウザの中で複数の小さなウインドウが出てくるようなタイプであります。一見すると便利そうなんですが、ひとつのウインドウが小さくて見にくかったりして、実際に使ってみるとどうも今ひとつなんですよねぇ。。。そこで登場するのがタブ式ブラウザなんですが、これはファイルに書類を挟んで整理する場合をイメージしてください。この場合、書類の間にカラーインデックスを挟んで「見出し」をつけると、あとで種類を見る時に便利なんですが、「タブ」というのは見出しのインデックスに当たるものだと思っておけばいいでしょう。使ってみるとなるほど、これはなかなか便利なものでありますな。
が、今回紹介する『Ｃｈａｒｉｏｔ』というブラウザは、古典的な“ＳＤＩブラウザ”でございます。この手の個人が作っているブラウザというのは、根は“ＩＥ”だったり、根は“ネスケ”だったり、作っている人が根っからすけべだったりするんですが、標準的なブラウザに何かオマケ的な機能を持たせたものが多いようです。この『Ｃｈａｒｉｏｔ』というのも根は“ＩＥ”でありまして（Ver5.5以上推奨だっけ？）、よって“ＩＥ”でちゃんと見れるページだったら、問題なくブラウザできるはずです。「お気に入り」もそのまま使えます。で、僕が気に入っているのは「画像を消せる」という機能なんですが、昔、僕がもっぱらインターネットを見るのに使っていたザウルスのブラウザには「画像の表示・非表示」という機能があったんですよね。クソ遅い携帯電話につないでインターネットをしていると、画像なんぞをまともに表示させようと思ったら膨大な時間と通話料の無駄になっちゃうわけでありまして。パソコンでも、どうでもいいバナー広告まるけのすけべサイトなんかだと、画面が表示されるまでにけっこう時間がかかっちゃいますよね。あと、会社のインターネットで『塩通』のネタ探しをしていて、例えば「国際秘宝館」というキーワードでサイト検索する場合、クリックした瞬間に画面にデカデカと「ウマのマル秘写真♪」が出てきたりして、それを運悪く後ろを通りかかったＯＬさんに見られたりすると、僕の会社での体面はかなり激しく損なわれるであろうことは覚悟しなければなりません。「画像を非表示にする」という機能は必要不可欠でありまして、今までなかったのが不思議なくらいですよね。ｈｔｍｌで原稿を書いていて、ブラウザで確認しようとしていきなりマックス・ローチが出てくるという心配もなくなりました。これで安心して原稿書きに専念できるというわけですな。ちなみにデザインのほうはこんな感じ（↓）になっております。
軽くするために敢えて白黒にしたということなんですが、シンプルで個人的にはなかなか悪くないデザインだと思います。ま、気に入らなければスキンの変更も出来るようなので、「いぼいぼ付きがいいのぉ♪」という人はそうすればいいと思います。あとは、えーと…
・ページ内のリンクを抽出・編集してIria,DCさくら,Irvine等に送れる。
・リンクを抽出するときいろいろなフィルタをかけられる。
・BGMやFlashなども抽出してダウンロード可能。
・自動的にポップアップしてくる広告をカット。
・スクリプト,ActiveXの実行なども簡単に変更できる。
・ボタン一つでページをexcite翻訳。
といった機能があるそうです。お、すけべサイト鑑賞時の最大の敵であるポップアップ広告のカット機能があるんですな。これはいいですね。ちょっと油断するとポップアップまるけになっちゃったり、ウインドウを閉じる「×」印のないページが出てきちゃったり、いつの間にやら勝手にお気に入りに追加されていたり、いつの間にやら勝手に新しいダイヤルアップ接続を作られていたりと、人のすけべ心に付け込んで、ありとあらゆる嫌がらせをされちゃいますからねぇ、すけべサイト。いや、僕は見たことがないからよくはわからないんですけどね。で、このブラウザには、すけべサイトを見る場合にかなり役にたつ機能がいくつかあります。ページ内のリンクを抽出・編集する機能と自動ダウンロード・ソフトを併用すれば、どうでもいい広告サイトにリンクで飛ばされることなく、目的の画像だけを確実にダウンロードすることが出来ます。上には書いてありませんが、リンク先の画像を一覧表示という機能を使えば、いちいちサムイネルをクリックしては戻りの反復作業をせずにすみます。（←ヘルプの説明文から抜粋。）あと、フレームを一覧表示という機能を使えば、メニュー以外のページを全画面で表示させることも出来ます。オートダウンローダーを使う時、邪魔になるだけですからねぇ、フレームを使ったページって。だいたい、凝ったページほど見るのが邪魔くせーんですよね。ステータスバーのところにスクリプトでどうでもいい文字を流してみたり。いや、そういう機能があると思わず使ってみたくなる気持ちはわからんでもないんですが、リンク・ターゲットにカーソルを当てた時にＵＲＬが見れないもんだから、どこが正しい女子高生ムフフ画像♪の入口なのか、それともどうでもいい広告サイトへ飛ばされちゃうのか、判断が付かないじゃないかっ！…と文句のひとつも言いたくなっちゃいますよね。でも、だいじゃぶ。このブラウザのステータスにアドレスのみ表示という機能を使えばステータスバーにはメールアドレスやＵＲＬ以外は表示しなくします。お、ナビゲートロックというのもありますね。これにチェックが入っている間、他のページへの移動を禁止します。自動的に強制移動させるようなページをじっくり見たいときや、誤作動の防止になります。…ということなんですが、よくあるんですよねぇ、自動的に強制移動させるようなページ。俺が見たいのはガイジンの乳のでかいオンナなんかじゃないっ！日本の女子高生のパンチラ写真が見たいんだっ！…と文句のひとつも言いたくなっちゃいますよね。
ということで、このブラウザはどうも「すけべサイトを快適に見て、オートダウンローダーで快適に取り込む。」といった趣旨に特化しているような気がしてなりません。いくらタダでも、僕にはまったく必要のないソフトでありますなぁ。。。
【総合評価】
何かと使えそうな機能を備えたブラウザではないかと。これでタブ式だったら言うことないんですけどねぇ。。。ちなみに動作ＯＳはWindowsMeまでとなっておりますが、2000やXPでも、ほぼ問題なく動作するような気がします。ただヘルプ・ファイルを開けると、たまに固まっちゃうことがあるような気がしないでもありません。
