動作ＯＳ ： Windows98 ，95 （フリーソフト）
リ ン ク ： http://www.vector.co.jp/soft/win95/writing/se164423.html
【 解 説 】
君は仕事中にこっそり文章を書いたことがあるかな？僕はありません。じゃ、今書いているこの原稿はどうなんだ？…と言われるとちょっぴり困るんですが、事務所でシゴトと全然関係のない話、たとえば「黒うんこ女」の話などを書いていると、周囲の目がちょっぴり気になります。ま、普通に文章を打ち込んでいるだけなら、「あ、いなばくんは今日も真面目に書類を作っているんだな。」というふうにしか見えないと思うんですが（←たぶん）、たまにＨＴＭＬの出来具合を確認する為にプレビューを見ている時なんかが困ります。たまたまトップページをチェックしているところだったりすると、画面にどどーんとマックス・ローチの顔が出ちゃいますもんね。あと、原稿とは直接関係ないんですが、今日の朝、パソコンを立ち上げてファイルの操作をしようとしたら、いきなりすけべ画像のサムネイルが出てきて、かなりあせりました。いや、ＣＤ−Ｒが会社で使っているノートにしか付いてなくて、あとでＣＤに焼こうと思って、すけべムービーのデータをこちらのパソコンに移したことをすっかり忘れておりました。いやあ、シャープの「ピクスラボブラウザ」というファイル操作用のソフトなんですが、ＭＰＥＧデータが画像で出てきちゃうというのも、ちょっと考え物でありますなぁ。。。
とまあ、それはさておき勤務時間中の原稿執筆なんですが、以前はすべてザウルスで書いておりましたので、さほど問題はありませんでした。ヤバいと思ったら本体なり隠せばすむ話ですからね。が、最近はトシのせいかペン入力（画面に出てくる３×４ミリくらいのキーをペンでタップして入力する方式）というのは、さすがに辛くなってきました。手が震えて思わず隣のキーを押しちゃうし、中風持ちで痛風持ちの身にはかなりこたえてしまいます。そこでザウルスが半壊れ状態になったのを機に「じょるなだ」というヤツを買ったんですが、小さいキーボードでこせこせ打ち込んでいると、なんだかアッチのほうまで小さくなっちゃったような気がして、今ひとつ気分が滅入っちゃうんですよね。アッチのほうというのは無論「心」のことなんですが、「心の小さいオトコになってはいかん。」というのは我が塩鯖家（仮名）の家訓ですからね。で、出先ではとっても重宝している“じょるなだちゃん”なんですが、せめて会社では普通のキーボードで原稿を書きたいものでありますなぁ。。。
…と思っていたら、ちょうどよいソフトがありました。その名も『"こっそり"エディット』。あまりにもひねりのないネーミングでありますが、ま、サカナの世界にも螺旋状の縞模様がネジネジに見えるから「ネジリンボウ」などという、何のひねりもない名前の奴がいますからね。ねじりはあってもひねりはない。そういうオサカナなんですが、『"こっそり"エディット』というのは果たしてどういうものなのか。百聞は一見にしかずです。とりあえずこれを見てください。
え、どこどこ？どこをどう見てもただの“Excel”ぢゃん？…とか思った人は相当の嘘つきです。どこに『"こっそり"エディット』が潜んでいるのか、一目瞭然といった感じでありますが、「一応、本人はこっそりとやっているつもりらしい。」と言った努力の跡だけは感じられる…ような気がしませんか？しませんね。でもまあ字が小さいので、ちらっと見た限りではどのような怪しからん文章を書いているのかといった詳しい内容にまでは踏み込まれない…ような気がしないでもありません。ちなみにテキストエディターとしての機能としては、ほとんどWindowsにオマケで着いている「メモ帳」レベルでありまして、機能としては特にないと言い切っていいかも知れません。ま、「ファイルを開く」とか「保存する」といった超基本的な機能はさすがにあるんですけどね。ＨＴＭＬファイルだって読み込めるので、ソースから作る覚悟があればホームページの作成だってだいじゃぶです。ただ、簡単にブラウザでプレビューすることが出来ないので、いつのまにやら途中から全部太字になってたりすることはママあります。で、僕はだいたい、この画面に出ているような大きさのウインドウで書いているんですが、縦横の幅は自由に変えることが出来ます。で、いざという時は『"こっそり"エディット』のウインドウ以外の場所をクリックすれば“Excel”とかの画面の下に隠れるので、かなり隠蔽率は高いと言えるのではないかと。ま、使っている人の反射神経にもよるんですけどね。
しかしこれ、バックが白っぽい画面だからいいようなものの、後ろが黒だったらまるわかりぢゃん？…と思った人もいるでしょう。でもだいじゃぶです。プログラム作者だってアホじゃないんですから、ちゃんとその辺の対策は考えてあります。サカナ界の中でもかなりアホであることで知られるカレイだって、まわりの砂や岩の色に合わせてカラダの色を変えられるんです。『"こっそり"エディット』にそれぐらいの芸当が出来ないハズがありません。ちゃんとバックの色に合わせて背景色と文字の色を変えられるようになっておりますので、とっても安心です。ただ背景色と文字の色を同じにしちゃうと「こっそりしている」 という点では申し分がないものの、書きにくくて仕方がないので、その辺は注意が必要ですね。ちなみにメニュー画面を出したい時には、ウインドウの右下のほうにある「〃」の部分を右クリックするようになっております。右上の「＿」は画面の最小化、「Ｘ」はウインドウを閉じる場合に左クリックします。テキストを上書き保存する時には「Ctrl」＋「Ｓ」のショートカットが使えるので、ま、「メモ帳」に字が書けるだけの能力があれば、ラクに使いこなせるのではないでしょうか。ただ欠点としては前回の『ＷｉｎＳｈｏｔ』もそうだったんですが、アイコンのセンスの悪さでしょうかね？画面で言うと、タスクバーの右のカタマリの中ではいちばん左端にある唐草模様のヤツがそうなんですが、何だってまた、こんな風呂敷みたいなのにしちゃったんでしょうねぇ。。。あ、ちなみに動作ＯＳは一応、“Windows95”と“98”までとなっておりますが、“XP"でも特に問題なく動いております。あまりに単純で機能がなさすぎて、バグりようがないのでありましょう。
…とまあ、そういったソフトでございます。
【総合評価】
目のつけどころとしては、なかなかイイ線をついていると思います。「メモ帳」よりも遥かに目立ちませんもんね。で、どれくらい"こっそり"しているのかというと、僕がたまに“Excel”で真面目に報告書を作ったりしてると、「あれ？今日はヘンな画面が出てませんね？」と指摘されるぐらい、まるで目に付きません。たいしたものですなぁ。。。
