『サバ味噌煮、暗く青春刻んでた（その１）』

『サバ味噌煮、暗く青春刻んでた（その１）』

　さて、みなさん。もう一度「塩サバ通信」のトップページをよーく眺めてみましょう。このさりげない１ページの中に実は様々な陰謀が隠されているのです。まずは、最近デザインを一新したイメージ写真。なんだかよくわかりませんねぇ。作った本人ですら、何が表現したかったのか今ひとつよく把握していないというのが現状でございます。この写真が送られてきたのを見た塩サバ２号は「何かの間違いとちゃうかと思った。」と、しみじみ述懐しておりました。何気なく部屋の照明を消して、スタンドの明かりだけをつけて写真をとったら、こんなんできましたけどぉ。というのが正解です。上のほうのヒダヒダがカーテン、下のほうの黒いのが布団、真ん中あたりのが自分の影です。「よくわからん！」という意見が多かったので、作者の意図としては成功だったといえるでしょう。ちなみに「マイ・コンピ」のコーナーの写真はスピーカーのアップ（これはわかりますな）、「ｊａｚｚ　ｇｉａｎｔ」のコーナーのトップは「ペリカンバッグのアップ」でございます。ザウルスのデジカメで撮影して、画像効果の「油絵タッチ２」というので処理してみました。「マイ・コンピ」のほうは「セピア色タッチ」ですね。これ、スピーカをとめているリベット２本を「ｃｏｍｐｉｌａｔｉｏｎ」の「ｏ」の文字に流用したアイデアが我ながら秀逸だと思います。ついでにいうと、「桑名発観光ガイド」の写真は「マンホールの蓋（ハマグリくんカラーバージョン）」、「スキー場ガイド」の写真は床の上にウェアと手袋と帽子とサングラスを並べ、あとから顔を書いたものです。顔がむっちゃおっさんくさいですねー。

　さて、陰謀というのは他でもない、トップページにべたべたと張られたバナー。皮ですべってコケるぅ？それはバナナですね。カウンタの下に「Ｃａｓｉｎｏ　Ｉｎｎ」というのがあります。皆さん、これをクリックしたことがありますかぁ？まだの人は今すぐトップページに戻ってクリックしてくださいね。これ、１回クリックするたびに塩サバ２号のもとへ１５円が振り込まれる仕組みになっているそうです。見てくれた人が必ずクリックしてくれたら１ヶ月１０００アクセスとして月収１万５千円！これは結構大きいですよねぇ。月に２万円から２万５千円ほどとんでいくプレステ・ソフトのプレゼント代の足しになります。みんながマメにクリックしてくれれば、お土産もはずむちゅうもんでっせ！真面目そうな顔して、裏ではこんな「あくどい」商売していたんですなぁ。油断ならない塩サバ１号！ちなみにバナーを張ってから今までに５回クリックされて、既に７５円もの臨時収入があったそうです。

　下のほうにもバナーが３つほど張ってありますね。「ＣＳＪ」というのは何だかよくわかりませんが、クリックっするとインターネット・ショッピングみたいなページが出てきます。一番下の左のほうには「ＧｉｇａＨｉｔ．ｃｏｍ」がありますね。これをクリックするとやっぱりよくわからんページが出てきますが、こいつの正体は実は「アクセス解析用極秘プロジェクト」なのでございます。何日の何時頃にどのページが見られたかという情報が筒抜けになっている、もうほとんどプライバシーの侵害と言ってもいいようなシロモノ。みんな、インターネットの世界にプライバシーはないよ！ちなみに１１月２０日（金）の「ページ別ヒット数」を見てみましょうか。えーと「塩サバ通信ＴＯＰ（ミライ）」が７９ヒット、「同（Infoweb）」が１３ヒットですか。これはトップページを見てジャズ・ジャイアントを見て、もう一度トップページに戻ったりすると「２」とカウントされるので、実際のカウンタよりは多めに出ます。あと、ジャズ・ジャイアントの２０日分の原稿が２２ヒット、１９日分の原稿が８ヒットなので、毎日かかさず見てくれているのが１４人くらい、２日に１回が８人くらいであると推測されます。あと、ジャズコーナーの古い原稿を順番に見ている人が約１名いて、これは飛び込みでやって来てざっと全体を見回してみたと。この手の飛び込み客で多いのが、観光ガイドの「長島温泉」と「マイカル桑名」を見にきた人ですね。

おそらくはサーチエンジンで検索して、なんだかよくわからないけど、とりあえずクリックしてみて、中身を読んでみて、呆れてすぐに帰った。というパターンでしょう。黙って帰ればいいのに、中にはわざわざアンケートに「つまらない」なんて帰る人もいて、大きなお世話だいっ！ちなみにこのアクセス解析は４週間前までさかのぼることができ、４週間のトータルも見ることができます。ではここで、最近４週間でよく読まれたページのベスト１０を発表しましょう。

０１位：観光ガイド／長島温泉（７６ヒット）

０２位：観光ガイド／マイカル桑名（７４ヒット）

０３位：プレステ／メタルギアソリッド（６６ヒット）

０４位：観光ガイド／木曽三川公園（５３ヒット）

０５位：ジャズ／イースタリー・ウインズ（４８ヒット）

０６位：観光ガイド／エバーランド（４３ヒット）

０６位：小説延髄／怪しい通信販売（４３ヒット）

以下、よくわからんから割愛。いや、各ページには番号がついているんですが、どれがどのページなんだか今ひとつ・・・。「長島温泉」と「マイカル桑名」はいつでもトップを争っております。「ジャズ・ジャイアント」のコーナーはだいたい４週間で５０弱読まれてますね。アップして１週間くらいたった原稿がトータルではトップになることが多いです。１週間に１回読んでる人が多いのかなぁ。「エバーランド」というのは桑名にあるパチンコ屋なんですが、おそらく韓国かどっかにある同名のテーマパークと勘違いしてのぞきにきたのだと。おそらくこういう人でしょうね、アンケートに「つまらない」と書いてくるのは。全体的に見ると、意外なことに「観光ガイド」のコーナーが読まれていますね。小説延髄だと「怪しい通信販売」が人気のようです。「ハワイ日記」「ウインドで現代病を直すんや！」もぼちぼち。そういえば・・・？

今週の疑問：「マイ・コンピ」読んでる人、いるのか？

ついでにもうひとつ。

今週のショック：「志摩子の夏」、読まれてへんやん！

さて、明日は「塩通アクセス向上貢献度ナンバーワン・サイトはどこか？」の徹底研究です。乞うご期待！

　＠　さて今回から「サバ味噌煮、暗く青春刻んでた」という、今はなきイリノイ鮭師匠の名句を借用したソニー・クラークのマイ・コンピを２回シリーズで届けしまぁす。第１回目はトリオ・セッション編。有名なブルーノート盤とタイム盤、２枚の『ソニー・クラーク・トリオ』を中心に、バッタモンっぽい日本編集のアルバムを２枚。計４枚のアルバムで７４分弱のコンピを作るのは無理があるやん！という感じが濃厚にいたしますが、アルバムの数が少ないほど私は楽ができますので、それもまた人生。今日は勤労感謝の日。働いている場合ちゃうって！

（１）　ＢＥ－ＢＯＰ　(9:53)

（２）　Ｉ　ＤＩＤＮ’Ｔ　ＫＮＯＷ　ＷＨＡＴ　ＴＩＭＥ　ＩＴ　ＷＡＳ　(4:20 )

（３）　ＳＯＦＴＬＹ　ＡＳ　ＩＮ　Ａ　ＭＯＲＮＩＮＧ　ＳＵＮＲＩＳＥ　(6:32 )

（４）　Ｉ’ＬＬ　ＲＥＭＥＭＢＥＲ　ＡＰＲＩＬ　(4:53)

（５）　ＡＩＮ’Ｔ　ＮＯ　ＵＳＥ　(4:47)

（６）　ＧＥＥ　ＢＡＢＹ，ＡＩＮ’Ｔ　Ｉ　ＧＯＯＤ　ＴＯ　ＹＯＵ　（4:30）

（７）　ＴＨＥ　ＢＲＥＥＺＥ　ＡＮＤ　Ｉ　(3:58)

（８）　ＣＡＮ’Ｔ　ＷＥ　ＢＥ　ＦＲＩＥＮＤＳ　(4:18)

（９）　ＤＡＮＣＩＮＧ　ＩＮ　ＴＨＥ　ＤＡＲＫ　(3:30)

（10）　ＡＬＬ　ＯＦ　ＹＯＵ　(3:54)

（11）　ＭＩＮＯＲ　ＭＥＥＴＩＮＧ　(3:46)

（12）　ＮＩＣＡ　(6:13)

（13）　ＪＵＮＫＡ　(6:08)

（14）　ＳＯＮＩＡ　(5:11)

（１）（２）（３）（４）　『ＳＯＮＮＹ　ＣＬＡＲＫ　ＴＲＩＯ』　(BLUE NOTE)

　６曲中、４曲も選んでしまったぞ。無理があるコンピですなぁ。誰にも読めないような小さぁい字で書いたカンニング・ペーパー？それは無理があるカンペ。あかんやん！誰にも読めないから自分でも読めへんやん！みたいな。高校時代、私は「手作り定規」というものの製作販売をしたことがございました。ポケコンのプロッター式プリンタを使って目盛りと依頼者の好きな文字を書き（４色カラー）、下敷きを切ったプラスチックの板に張り付けるわけですな。これは大いにウケて、真っすぐに線が引けない！という定規としては致命的な欠陥があったにもかかわらず、販売実績１００個を越える大ヒット商品になりました。最初のうちは「Ｉ　ＬＯＶＥ　Ｍａｄｏｎｎａ」（←すけべ歌手ね。）とか、どうでもいい字を書いていた純情高校生だったんですが、そのうちに英語のテストで出される単語を小さい文字でびっしりプリントしたカンニング・ペーパーとして悪用されることとなったのでした。いや、英語の担当で、ブサイクでちょっぴりトロそうな女教師が１人おりまして。といったことを唐突に思い出してしまいました。あ、もったいないなぁ。展開次第ではジャズ・ジャイアントの１回分のネタになったのに。さて、ＢＮの『ソニー・クラーク・トリオ』と言えばなんといっても「朝日のように爽やかに」が有名。私はコンピ盤に入っていたこの演奏を聴いて、いっぺんでクラーク好きになってしまいました。で、この『ソニー・クラーク・トリオ』のＣＤを買ったわけなんですが、これがオリジナルの曲順を変えて別テイクを３曲追加した編集になってまして。いきなり「時さえ忘れて」の別テイクで始まり、「トゥー・ベース・ヒット」「タッズ・ディライト」をそれぞれ２曲ずつ聴かされた結果、これらの演奏が嫌いになっちゃいました。そんなわけで「ビ・バップ」と「朝さわ」、それに無伴奏ソロでしみじみと演奏される「四月の思い出」を選んでおきました。ついでに収録時間が余ったので「時さえ忘れて」も。じっくり聴くと悪くないんですけどねぇ、「時忘れ」。ということで、別テイクを２曲続けるのはやめてくださいねっ♪

（５）（６）（７）　『ＴＨＥ　４５　ＳＥＳＳＩＯＮＳ』　(BLUE NOTE)

（８）（９）（10）　『ＢＬＵＥＳ　ＩＮ　ＴＨＥ　ＮＩＧＨＴ』　(BLUE NOTE)

　こんな書くことなさそうなアルバムは２つまとめて論じてやるぅ。『ブルース・イン・ザ・ナイト』のほうはジャズ・ジャイアントでも取り上げたんですが、書くことなくって苦労しまくりました。あ、昆布青年と鰈レーザー技師に送った「ベビースター七味そば」が料金不足で戻ってきてしまった。テキトーに１００円切手をはってポストに投函しておいたんですが、料金が４０円不足だって。ためしにハカリで計ってみたら５グラムほどオーバーしておりました。わざわざ郵便配達のおじさんが家までもってきてくれましたが、そんな暇があるなら４０円くらい大目に見ろって！もう、お役所仕事は融通がきかないんだからぁ。小泉くんに言って民営化してもらうぞ！さて、最近ＣＤ化されたこの２枚、『４５セッションズ』のほうはジュークボックス向けに制作されたシングル盤用の演奏をまとめてアルバムにでっちあげたものであります。『ブルース・イン・ザ・ナイト』のほうはオクラ入りセッションでしょうか。２枚とも演奏はよく似た感じで、スタンダートとブルースを、ゆったりしたテンポでわりとこってりと弾いてるような感じ。アメリカではこういった感じの演奏のほうが売れるんや！てなことをアルフレッド・ライオンがクラークに進言したのかも知れませんね。ほらぁ、ライオンだって虎の子だしぃ。どの曲も同じようなものなので、適当に３曲ずつ選んでおきました。

（11）（12）（13）（14）　『ＳＯＮＮＹ　ＣＬＡＲＫ　ＴＲＩＯ』　(TIME)

　『４５セッションズ』や『ブルース・イン・ザ・ナイト』のレイジーなムードのひさや大黒堂？それは、きれ痔ぃ。なムードの演奏を聴いたあとでこのタイム盤を聴くと、なんか空気が違いますねぇ。なんか、張り詰めてるぅ！っていうっかぁ。このアルバムで真っ先に私が言いたいのは、ローマ字仮名漢字変換しにくいぞ、ベースを弾いてる昼下がりのジョージ・デュビビエ！ということですね。全曲をオリジナルで固めたこのアルバムは個人的にはクラークのチョッキであると、もう、お父さんったら、そんなこと言ってると若いコに笑われるわよぉ。はあ、そうかぁ。じゃ、ベストであると思っております。なんでもいいけどズボンのことを「パンツ」と呼ぶのはやめてくださいね。「パンツ」という言葉がもつ清純なイメージが台なしになってしまいます。やっぱり下着と言えばズロースだねっ♪アルバムの冒頭を飾る「マイナー・ミーティング」、ジャズ界のパトロンである蟹婦人に捧げられたファンキーなマイナー・チューンの「ニカ」はコンピから外せませんな。個人的には「ジャンカ」と「ソニア」が好きでございます。よし、完成。今回のコンピはちょっとだけ、「企画の段階で失敗だったかなぁ？」という感じがしなくもないですね。来週は「ホーン入りセッション編」でぇす。ではまた。

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