『赤い薔薇どうじょ〜ん♪高等霊園に菊の花は似合わないわ！』

　みんな、手羽先を食べておるか？名古屋名物といえば手羽先に限る。みんな、そ うは思わないかい？名古屋だったら『エビふりゃあ』だがや〜♪なんてことをいう輩が いるが、実にけしからん。軟弱の極みである。おじさんは哀しい。九州男児なら「手羽 先」「オムそば」「甘食パン」の３部作を食え！と、おじさんはいいたい。この前、塩 サバ掲示板を見ておつたら「あ〜ん、スイス・ロールがどうのこうのぉ♪」というカキ コがあったが、実にけしからん。江戸っ子たるもの、スイッツランドごときに魂を売つ てはいけない。それに比べて「甘食パン」はいいね。わけのわからん、円錐系を限りな くぺちやんこにしたようなスタイル、パンなんだか、ふやけた巨大な蕎麦ボウロなんだ かわからぬ独特の食感。いくら食べると甘いからといって、あまりに安易ではないかと 言いたくなるような「甘食パン」というネエミング。ネエムウミン、こっち向いて〜♪ って、全然関係ないではないか！そしてなにより「甘食」の魅力は、口の中の上顎のと ころにくっつくという、この一点に尽きると言っても過言ではないだろう。スイスロー ルが口の中の上顎のところにくっつくか？くっついて、「アアン、スイスロールが上顎 のところにくっついちゃったぁ♪」なんて悩ましげな声をあげることが出来るか？ひな のちゃんと一緒に食べるならアマショクに限る所以である。上顎のところにくっついち ゃった甘食を「どれどれ、僕がとってあげよう！」なんて言いつつ、そのままデイイプ ・キツスにまで持ち込むという手法は昔から「甘食プレイ」と呼ばれて親しまれてきた プレイボオイの常套手段なのである。「ナニすんのよぉ！」なんて思いつきり頬を張ら れたのも今となつては甘酸つぱい青春の思い出。あ〜ん、もっとぶってぇ♪

　

　さて、スイスロール。はたしてスイス人は本当にスイスロールを食べているのか ？という疑問は、はたしてノルウェー人は本当に鯨のノルウェー風（ケチャップ味、ち くわ入り）を食べているのか？という疑問と同じくらい種々様々な謎に包まれているわ けだが、あれのいったいどこがスイスだというのだ？私は初めて「スイスロール」とい う名前を耳にした時、てつきり「酢味噌ロール」だと思つてしまつた。「くるくる巻い たカステラの中に酢味噌が入っているのかぁ♪」なんて思い、わくわくしながら食べて みて愕然。「なんだこれは！酢味噌が入っていないぢゃないか！」と妻を叱りとばして 、「この人、アホちゃうか？」という目で見られた屈辱は今でも忘れることが出来ない 。それから３ヶ月。「貴方にはもうついていけません。」という書き置きを遺し、妻は 出ていった。スイスロールだ！スイスロールが僕達の蜜月をすべて台なしにしてしまつ たのだ！私が今でもスイスロールを許すことが出来ないのは、そんな暗い過去の思い出 が僕の心の中でトラウマとなつているからなのである。それに比べて「甘食」はいいね っ♪その妻と一緒になる前に私は「はる子」という女と交際したことがあつた。はる子 は中学時代の庭球部の後輩であつた。そしてあれは高等学校時代のことであつたか。あ る日、僕は風邪をひいて家で寝ておつた。ベツドの下に隠したすけべ本をながめつつ独 りでコウフンしていると、そこにはる子がお見舞いにやつてきた。当時の私は「亜仙師 四汚夢」という源氏名ではなく「のぶお」という本名を名乗っていたわけなのだが、

「はるちゃん、いいだろぉ！」

「のぶちゃん！あーん、今９時よ〜ん、そんなことぉ♪」

なんてことをイタしたわけである。そして午前９時５分。はる子は「はやいのね！ 」という台詞を残して帰つていつたのだが、あとで部屋を見回してみると、白いビニイ ル袋がひとつ落ちておつた。中をのぞいてみると甘食パン（５個入り）が入っておつた 。はる子は僕が「甘食好き」なのを知つて、わざわざお見舞いに買つてきてくれたのだ った。なんてカワイイ女だ。私はとつてもスイイトハニイな心持ちで翌日、病み上がり の身を校舎へと運んだわけなんだが、学校中が

「はるちゃんがのぶおにヤラれた。でも、はやかった！」なんていう話題で持ちき りであった。僕はヒイロオになつたような、とつてもＥ気持ちになったものだが、３日 後には「不純異性交遊」で停学処分になつてしまつた。

　

（亜仙師四汚夢著「スイスロールと甘食の頃」より）

　

　＠　ねえ、みんな。コルトレーンの『バラード』聴いてるぅ？コルトレーンって バラード演奏に限るよね。みんな、そう思うよね？トレーンだったらインパルス後期に 限る！なんてことをいうおじさまがいるけど、ちょ〜信じらんな〜い。カタブツよね。 ちょ〜ブルーはいっちゃう〜。私、かたいブツはイイと思うんだけど、カタブツはちょ っとねぇ。きゃっ！私ったら何を言ってるのぉ！

　

　ということで今回の「まい・ぴん子」のこーなーは『赤い薔薇どうじょ〜ん♪高 等霊園に菊の花は似合わないわ！』、薔薇どうじょん高等霊園、ばらどじょんこうとう れいえん、バラード・ジョン・コルトレーンということでぇ、トレーンのバラード・プ レイばかりを集めてみましたぁ。私、はやいのは全然ＯＫなんだけど、やっぱりゆっく りと時間をかけたプレイがイイと思う、そんな１７歳なのぉ♪

　

（１）　ＶＩＯＬＥＴＳ　ＦＯＲ　ＹＯＵＲ　ＦＵＲＳ　(6:15)

（２）　ＹＯＵ　ＬＥＡＶＥ　ＭＥ　ＢＲＥＡＴＨＬＥＳＳ　(7:21)

（３）　ＴＨＥＭＥ　ＦＯＲ　ＥＲＮＩＥ　(4:56)

（４）　Ｉ’ＬＬ　ＷＡＩＴ　ＡＮＤ　ＰＲＡＹ　(3:32)

（５）　ＥＶＥＲＹＴＩＭＥ　ＷＥ　ＳＡＹ　ＧＯＯＤＢＹＥ　（5:39）

（６）　ＣＥＮＴＲＡＬ　ＰＡＲＫ　ＷＥＳＴ　(4:12)

（７）　ＳＯＵＬ　ＥＹＥＳ　(5:22)

（８）　ＳＡＹ　ＩＴ　(4:15)

（９）　Ｉ　ＷＩＳＨ　Ｉ　ＫＮＥＷ　(4:54)

（10）　ＩＮ　Ａ　ＳＥＮＴＩＭＥＮＴＡＬ　ＭＯＯＤ　(4:12)

（11）　ＡＦＴＥＲ　ＴＨＥ　ＲＡＩＮ　(4:07)

（12）　ＷＩＳＥ　ＯＮＥ　(9:01)

（13）　ＷＥＬＣＯＭＥ　(5:27)

　

　

　

（１）　『ＣＯＬＴＲＡＮＥ』　（PRESTIGE）

　

　コルトレーンさんの初めてのリーダー・アルバムがこれなのよね。その名も『コ ルトレーン』。インパルスにも同じタイトルのがあるけど、これはプレスティッジのほ うね。処女作なんていうコトバもあるけど、何事につけ「初めてなのぉ♪」というバア イは期待と不安が入りまじるものなのよね。このアルバム、「バカイ」なんていうバカ みたいな曲も入っているけど、やっぱり初めての時は優しくしてほしいよね。そこで私 のちょ〜オススメは「コートにすみれを」。こんなふうに優しく耳元で囁かれたら私も ぉ、それだけでイッちゃいそう♪きゃっ！私ったら何を言ってるのぉ！イントロのガー ランドのピアノが最高よね。で、トレーンがすぅ〜っと入ってきてテーマを吹き始める 瞬間は、まさしく「さぶいぼ」モノ♪この１曲でコルトレーン・バラードの虜になっち ゃった、私にとっちゃ「罪作り」な曲なのであります。。。

　

（２）　『ＴＲＡＮＥＩＮＧ　ＩＮ』　（PRESTIGE）

　

　初めての経験のあとはトレーニングがかんじんだと思うの。何事も初めからうま くいくわけじゃないしね。相手を喜ばせるために一生懸命がんばることって、とっても 大切だと思うな。ということで『トレーニング・イン』というアルバムから１曲選んで みましたぁ。このアルバムにはバラードが２つ入っているんだけど、「ユー・リーブ・ ミー・ブレスレス」が最高ねっ♪特に無伴奏でトレーンが吹く、出だしの４音がたまら ないのぉ。ためちゃうのはカラダにも精神的にもよくないしぃ。頑張って発散しないと ねっ♪途中で聴かれるポール・チェンバースのピチカート・ソロもいいよね。この人の アルコははっきり言って全然たいぷじゃないんだけど、ピチカートはやっぱり凄いと思 うのぉ。私、ポールって好きだなぁ。きゃっ！私ったら何を言ってるのぉ！

　

（３）　『ＳＯＵＬＴＲＡＮＥ』　（PRESTIGE）

　

　ナニを言っておるのだ、このすけべ娘は！まったく、ひなのといいコイツといい 、最近の女子高校生はどうなつておるのだ。おじさんは嬉し・・・、いや、嘆かわしい ぞ。みんな、そう思わないかい？さて、コルトレエン。コルトレエンと言えば後期の神 憑り的な演奏にこそその真髄があるわけなのだが、のぞいて楽しいのは人妻の行水だね 。まつたく、最近の若妻ときたら、庭のタライで行水することがなくなつて、じつにけ しからん。おじさんはこの先、何を楽しみに生きていけばいいのだ。それはさておき“ 後期インパルス命”の私なのだが、プレステツヂ時代のアルバムから１枚を選ぶとなる と、やはり『ソウルトレエン』だな。特に冒頭の「グツドベイト」は私が親しみを感じ ておるタツド・ダメロンの曲なのだが、いやその、同病相憐れむというか。で、この演 奏が最高なのである。しかしバラアドもすてたものではない。「アイ・ウオント・トウ ・トオク・アバウト・ユウ」が有名なのだが、フレツド・レエセイがアルト奏者のアア ニイ・ヘンリイに捧げて書いた「テエマ・フオ・アアニイ」には年甲斐もなく貰い泣き してしまつた。涙があるというのは若い証拠。まだまだ私も捨てたものではないな。

　

（４）　『ＣＯＬＴＲＡＮＥ　ＪＡＺＺ』　（ATLANTIC）

　

　コルトレーンってジャズをやるおじさまよね。だからこの『コルトレーン・ジャ ズ』というタイトルはとっても正しいと思うの。珍しくウイントン・ケリーとポール・ チェンバース、あ〜ん、ポールぅ♪それにジミー・コブ、あ〜ん、昆布く〜ん♪あなた のこと、きっとひなのから奪ってみせるわ！という、ハード・バップなサイドマンを従 えた一枚で、必ずしもケリーとトレーンの相性がいいわけじゃないんだけど、ケリーの おかげで彼のアルバムとしてはくつろいだムードが出ているわよね。「ハーモニーク」 「ライク・ソニー」なんて曲に注目が集まりがちだけど、「アイル・ウェイト・ア・プ レイ」のバラード演奏もなかなかのものよね。私は待ってプレイするぅ？もしかして放 置プレイ？きゃっ♪あ、「ＰＬＡＹ」じゃなくて、お祈りの「ＰＲＡＹ」なのね。。。

　

（５）　『ＭＹ　ＦＡＶＯＲＩＴＥ　ＴＨＩＮＧＳ』　（ATLANTIC）

　

　アトランティックのトレーンで人気Ｎｏ．１といえば、やっぱりこのアルバムよ ね。なんといってもタイトル曲の「私のお気に入り」が有名よね。ちなみに「私のお気 に入り」はなんといっても昆布くん♪そうそう、最近女子高生の間で「おしゃぶり昆布 」がブレイクしてるって知ってたぁ？昆布くんをおしゃぶり。きゃっ！私ったら何を言 ってるのぉ！バラードの「さよならを言うたびに」も最高よね。ソプラノサックスなん だけど、トレーンのノン・ビブラートなトーンはとっても都会的ね。ノン・ビブラート っていうのはヴァイブレーションが無いってことなんだけど、それはちょっとねぇ。。 。

　

（６）　『ＣＯＬＴＲＡＮＥ’Ｓ　ＳＯＵＮＤ』　（ATLANTIC）

　

　ナニを言っておるのだ、このすけべ娘は！まったく、ひなのといいコイツといい ・・・。この『コルトレーン・サウンド』というアルバムはフアンの間では１曲目の「 夜は千の眼も持つ」にちなんで、通称「ヨルセン」と呼ばれているわけなんだが、夜専 では昼間からデキないではないか。昼間派である私の立場はどうなる！で、このアルバ ムにも名バラアドが１つ。「セントラル・パアク・ウエスト」。ソプラノによるストレ エトな吹きつぷりがいいよねっ。ちなみに「セントラル・パアク」というのは名古屋の 栄にある公園のことであろう。テレビ塔もあるでよぉ。

　

（７）　『ＣＯＬＴＲＡＮＥ』　（IMPULSE）

　

　インパルスの『コルトレーン』は「ソウル・アイズ」が最高よね。あ〜、ソウル ・アイズ磐梯山は〜、宝の山よぉ〜♪

　

（８）（９）　『ＢＡＬＬＡＤＳ』　（IMPULSE）

　

　なんといってもコルトレーン・バラードの極致は『バラード』よね。なんせ『バ ラード』っていう名前なんだモン♪

　

（10）　『ＤＵＫＥ　ＥＬＬＩＮＧＴＯＮ　＆　ＪＯＨＮ　ＣＯＬＴＲＡＮＥ』　 （IMPULSE）

　

　エリントンってタラコ唇だと思うのぉ。

　

（11）　『ＩＭＰＲＥＳＳＩＯＮＳ』　（IMPULSE）

　

　ヴィレッジ・ヴァンガードでのライブとスタジオ録音をカップリングしたアルバ ムなんだけど、カップリングって何だかえっちよねっ♪ひとつになるぅ？きゃっ！私っ たら・・・

　

（12）　『ＣＲＥＳＣＥＮＴ』　（IMPULSE）

　

　真面目に解説せえ、そこの女子高生！この『クレッセント』は「ワイズ・ワン」 が泣けるな。

　

（13）　『ＫＵＬＵ　ＳＥ　ＭＡＭＡ』　（IMPULSE）

　

　ヤッてると　来るぜママが　けしからんっ！

　

　

　ということで、今週はトレーン好き女子高生の薔薇亜土ちゃんと、トレーン好き 老師の亜仙師四汚夢さんに原稿をお願いしました。あ、ちなみに「けしからんっ！」と いうのは汚夢老師、心の叫びだそうです。ぢゃ、またね。

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