『幼な妻、見ゆ図はそうね、栗素股』

『幼な妻、見ゆ図はそうね、栗素股』

　やあ、みんなあ。すけべビデオ見てるかな？特にテクの点ではどうしても熟女妻に劣ってしまう幼な妻にとって、すけべビデオはいろいろと参考になると思うんだ。僕としては是非とも「栗素股」だけはマスターしてほしいと思うなぁ。ということで、またしても「栗素股ネタ」なんですが、今回でソニー・クリス編はおしまいです。これで最後ですんで、どうか大きなココロをもって見逃してちゃぶだいねっ♪ということで、本日のテーマは「上田の夜」でーす。

　さてワタクシ、ただいま長野県の上田というところにおります。明日（１１月２８日）の午後１時から軽井沢でお仕事がございまして、ま、明日の朝７時くらいに家を出れば余裕で間に合うのでありますが、今日は土曜日だしぃ、せっかくだから前泊しちゃおうと。そんで明日は朝から仕事をしたことにして、今日のホテル代は会社に請求しちゃおうと。で、明日は昼まで軽井沢プリンスホテルスキー場で、今シーズンの初滑りとしゃれこもうと。そういうコンタンでございます。そういうコンタンを思い付いたのが１週間ほど前で、すでに軽井沢の「民宿あおき」は２８～２９日で予約をしてあったので、２７日はビジネスホテルにでも泊まろうと思いまして、最近愛用しております「旅の窓口」というサイトにアクセスしたわけであります。

http://www.mytrip.net/

ここ（↑）ね。ここはもともと「ホテルの窓口」という名前でありまして、登録されているホテルの数も多く、空室を検索して、そのままネットで予約できちゃうから、とっても便利なのぉ♪僕ってばとっても内気なシャイボーイなので、ホテルに電話してお姉さんとお話するのがとっても苦手なのぉ。。。特に大学受験のとき東京のホテルに電話しまくって、ことごとく断られたという暗い体験がトラウマになってるんですよね。ホテルが満室で部屋が用意出来ない場合、ホテル側としては「せっかく電話して頂いたのにお部屋を用意出来なくて申しわけない！本来ならば腹のひとつでも切ってお詫びするのが物事の筋であるが、生憎、通信販売で買った“名刀村正”は刃入れ加工をしてないので、腹を切ろうにもじぇんじぇん切れないのぉ。。。だからカンベンしてねっ♪ 」という、へりくだった態度であるのが本質だと思うんですが、なんか感じの悪い対応が多かったですなぁ。こんな受験シーズンに今ごろ電話してきて、部屋が空いとるわけないやん！という態度がミエミエ。そりゃ、ぼーっとしていてホテルを確保するのを忘れ、１ヶ月前に慌てて電話した僕も悪かったんですけどね。

　そんなことで「ホテルの電話予約恐怖症」になっちゃった僕なんですが、「旅の窓口」があればもう大丈夫だねっ♪さっそく、軽井沢に近いところで「佐久」と「小諸」で検索してみたんですが（最寄駅で検索する）、どちらも該当するホテルはなし。登録してあるホテルがないのか、ホテルはあっても空き部屋がないのかサダカではありませんが、こっちとしては「あ、やっぱりないかー。」と納得がいくわけで、傷付くこともなく、次の候補を探すことが出来るわけであります。ちなみにホテル側ではネット予約専用に１部屋か２部屋を確保してあるところが多いようで、電話じゃ駄目でもネットだとＯＫということもあるみたいです。で、この「ネット部屋」だけ割り引き料金になるところも多いですね。この前の銀座オフの時に泊まった神田のホテルなど、一般予約だと８５００円のところ、特別料金６５００円で泊まれました。浮いた２０００円でホテルのすけべビデオが堪能できるねっ♪で、佐久ちゃんと小諸ちゃんにフラれた僕は、今度は上田ちゃんにアタック。佐久ちゃんが超美人で小諸ちゃんが小粋な感じとすれば、上田ちゃんはちょっぴり地味で「人並み」といった感じなんですが、気立てのイイ子でありまして、私なんかでよかったら・・・。と、はにかみながらＯＫしてくれました。しかも「特別料金５４００円でイイの♪」だって。おかげで、こうして「上田グランドホテル」で一夜を過ごすことになったわけであります。で、こうして一夜を過ごすことになってみると、上田グラ子ちゃんは確かにちょっとトシはいってて、見た目は今ひとつパッとしないんですが、とっても気配りのきくコでありまして、ワタクシは大いに気に入ってしまったのです。

ということで、ちょっと上田グラ子ちゃんの「気配り具合」を検証してみましょう。

　まず、エレベータ。これは普通のエレベータでありましたが、中に張ってある「紙」の気配り具合が尋常ではありません。この手のビジネスホテルには各階に各種自動販売機が設置されており、どの階に何の自販機があるかということをエレベータの中の紙で告知してあるのが常なんですが、上田ちゃんの場合はこんな感じになっております。

１Ｆ　コインコピー、コインＦＡＸ、公衆電話、くつミガキ、たばこ、コインランドリー

２Ｆ　ハブラシ、ハミガキ、ひげそり

３Ｆ　藤村のにごり酒、千曲錦、白鶴、ウィスキー、生ビール、おつまみ、お菓子、カップラーメン、お茶、冷水、お湯、ポカリスエット、ウーロン茶、紅茶、コーヒー、他ジュース、ハブラシ、ハミガキ、ひげそり、両替機、氷

４Ｆ　たばこ、生テープ、両替機、男性用化粧品、ハブラシ、ハビガキ、ひげそり、ズボンプレッサー

５Ｆ　氷、お茶、冷水、お湯、ウィスキー、ミックスナッツ

どうです。なんと具体的な！普通なら「ジュース、ビール、日本酒、洗面用具」と書いてある程度なんですが、藤村のにごり酒！思わず２本買ってしまいましたがな。１本２８０円。いわゆる「ワンカップ」のお酒です。みんなにプレゼントしちゃいますので、希望者はまた明日ねっ♪カップラーメンとお菓子の自動販売機を見てきましたが、なかなか種類も豊富で充実しておりました。この原稿が終わったら夜食にきつねうどんでも買ってこようと思います。ちなみに、この長ったらしい張り紙をエレベータにたてこもってメモしてきたのかというとそうではなく、きちんと同じものが各部屋に配布されておりまして、こうしてホームページのネタにしようとたくらんでいる人にも、ちゃんと配慮が行き届いているのであります。さて、この自販機リストを見て疑問に思った人が多いと思われるのが「生テープ」。私も最初エレベータの中でこの文字を見つけ、「んー？」と思いました。ちょうど私の部屋は４階だったんですが、はたして自販機でビデオを生テープを売っておりました。この生テープでいったい何をするかというと、ここが上田グラ子ちゃんの気配りの最たるところ。なんと、各部屋にはビデオデッキが用意されておりまして、生テープに「すけべビデオ」を録画してお土産に持って帰ることが出来るという。素晴らしい！今まで、こんなシステムのホテルに泊まったことがありますか？感動したワタクシは思わず生テープを買ってしまいました。パナソニックの１２０分テープが７００円でした。問題の「すけべビデオ」が１０分１００円というのがちょっといただけませんが、とりあえず１０００円札を１枚両替してまいりました。そんなことで、今日の原稿はこれでおしまい。いまからきつねうどんを食べながら、せっせとお土産作りに励もうと思います。ちなみに「すけべチャンネル」が３つもあるのも嬉しいねっ♪とりあえず「むらむら美人先生～挑発・家庭教師２」というのをチェックしたいと思いまーす。

　＠　さ、「幼な妻、見ゆ図はそうね、栗素股」。あ、「どん兵衛」買ってきました。残念ながらきつねうどんはなかったので、てんぷら蕎麦にしました。ドアの付いた個室に入っていて、お金を入れてカパッと蓋を開けて中のものを取り出すタイプです。おつまみ・お菓子なんかもこのタイプ。生テープの販売もこれを流用しております。よって、売れ具合が一目瞭然なんですが、生テープのほうは私が買ってから、誰も手を出しておりません。この「ぱかっ式自販機」はいかにも年代物といった感じなんですが、機能のほうはなかなかしっかりとしていて、それが証拠に先ほど１００円玉と間違えて１０円玉を２個入れて蓋を開けようとしたところ、ぴくりともしませんで。トシはとっても、まだモーロクしておらん！というところでしょう。立派です。私は以前、家から「ペヤング・ソース焼きそば」を持ってきてホテルで食べようとして、箸を忘れてしかたなく蛍光ペンで食べたことがあるんですが、その点も上田グラ子ちゃんはぬかりありません。ちゃんとケースの中に２セットの割り箸が用意してありました。２セットというところが泣かせますなぁ。湯は自販機の横の給湯機を使用するんですが、これはちょっと一考を要しますな。

ワタクシが「どん兵衛」の蓋を開けてじゃばじゃばと湯を注いでいると、ちょうどエレベータからギャル２人＋オトコ１人という怪しい３人組が降りて参りまして、てんぷら蕎麦製作中の姿をじろっと見られちゃいました。いや～ん、恥ずかぴー♪湯を入れたカップ麺を手にエレベータに乗り込むというのも安全上及び見た目の点からみて、ちょっと問題ですな。各部屋に電気湯沸かし設備の設置を検討願いたいところであります。で、部屋の中の設備なんですが、これもなかなか気が利いておりますね。電話は今どき珍しいダイヤル式なんですが、ちゃんと国際電話もかけられるしぃ、テレビやリモコンはプラスチックが割れて黒のビニールテープで修復してありますが、ちゃんとＢＳも映るしぃ。あと、きちんと服をかける棚のようなものがあるにもかかわらず、更に「物干しロープ」なるものも設置されております。「ツマミを引き対面フックに掛てセンターネジを回し固定します」というハイテク使用であります。かんじんの対面フックが見当たらず、しかたなくタオル掛けに結びつけて作業服をぶら下げ、記念に写真をとってみましたが、ただ邪魔なだけなので、すぐに外しました。また、こんな貼り紙もございます。

　　お客様へ

冬の寒い期間中は是非とも既にセットされております「電気の掛け毛布」をお試し下さい。棚の上の電気コードをベッドのふち中程の毛布を一枚めくってアダプターに差し込み御使用下さい。

今ひとつ文章が意味不明で、アダプターを探すのにちょっと苦労しましたが、「電気の掛け毛布」はありがたいですな。部屋にエアコンはあるんですが、僕ってばエアコンをかけて寝ると、空気が乾燥するせいかすぐに喉が痛くなっちゃうのぉ。早速、今夜は「電気の掛け毛布」をお試ししようと思います。で、棚の上の電気コードを取り出そうとして、そこに枕があるのに気付きました。枕ならベッドの上にもあるのに何故？と思ったら、そこに上田グラ子ちゃんの手書きの字でこんなことが。

　　固い枕もあります

ワタシ、固いのぢゃないとちょっと。。。というワガママな客のニーズにも応えているわけでありまして、グラ子ちゃんの気配り、ここに極まる！といった感じですね。って、前振りがずいぶん長くなっちゃったので、ピン子のほうは超手抜きモードで。で、何でしたっけ？「幼な妻、見ゆ図はそうね、栗素股」ですか。おさなずま、みゆずはそうね、くりすまた。さなずまみゆずはそうね、くりす。ザナドゥとミューズのソニー・クリス。むっちゃ苦しいぞ！

（１）　ＴＨＥ　ＩＳＬＥ　ＯＦ　ＣＥＬＩＡ　(10:29)

（２）　ＴＨＩＳ　ＩＳ　ＦＯＲ　ＢＥＮＮＹ　(4:54)

（３）　ＡＬＬ　ＮＩＧＨＴ　ＬＯＮＧ　(4:00)

（４）　ＡＮＧＥＬ　ＥＹＥＳ　(5:29)

（５）　ＴＩＮ　ＴＩＮ　ＤＥＯ　(6:45)

（６）　ＳＡＴＵＲＤＡＹ　ＭＯＲＮＩＮＧ　(5:01)

（７）　ＥＬ　ＴＩＡＮＴＥ　(6:30)

（８）　ＯＵＴ　ＯＦ　ＮＯＷＨＥＲＥ　(5:20)

（９）　ＢＲＯＴＨＥＲ，ＣＡＮ　ＹＯＵ　ＳＰＡＲＥ　Ａ　ＤＩＭＥ？　(3:00)

（１）（２）（３）　『ＣＲＩＳＳＣＲＡＦＴ』　(MUSE)

　さ、ここからは軽井沢での執筆です。ここ（↑）まで書いたあと、家庭教師関係の鑑賞に励んでいたわけなんですが、とにかくまあソニー・クリス。まず最初の１枚は『クリス・クラフト』。クリちゃんの職人芸とか、そういう意味でしょう。抜群の器具使いとか、そういうことでしょうね。で、このアルバムは１曲目の「セリア島」がイイです。クリちゃんファンにはおなじみのホレス・タプスコットの曲で、セリアというのは彼の奥さんの名前だそうです。クリちゃんが人妻を相手に抜群のテクを発揮するわけなんですが、ラテンのリズムがクリスの直情径行なアルトによくお似合いですね。もう、むらむらっとしたらすぐ行動に移っちゃうんだからぁ。。。とセリアさんも満更ではなさそうな、そんな熱く燃えるプレイを堪能してくださいね。次に選んだ「ディス・イズ・フォー・ベニー」も同じくタプスコットの曲。奥さんの名前はセリアだから、ベニーちゃんというのは愛人でしょうか？人妻のほかに人愛人（ひとあいじん）とも熱いプレイを繰り広げるとは、クリちゃんてば、けしからん！もしかしたら塩サバ物産謹製３Ｐシステムというようなものかもしれません。しかも一晩中！

ということで、３曲目には「オール・ナイト・ロング」を選んでおきました。ま、せいぜい頑張ってくださいね。

（４）（５）（６）　『ＳＡＴＵＲＤＡＹ　ＭＯＲＮＩＮＧ』　(XANADU)

　クリちゃんのアルバムでどれか１枚ということになると、この『サタデイ・モーニング』を挙げる人が多いですね。正統派ハードバッパーなのに、代表作が７５年録音モノというのはクリちゃんくらいのもんでないかと。それだけ、トシを重ねるごとに成熟を増したということでしょう。幼な妻なんて若いだけで、ほかになんの取柄もないもんね。世の中、やっぱり熟女！という嗜好の人も世の中にはいますからね。個人的にもそれほど嫌いではなく、ランクでいうと、女子高生→ＯＬ→熟女→女子大生→バーチャンという順番になります。なんか女子大生ってあんまり好きじゃないんですよねー。あ、大学院生は別です。女子高生の次くらいに好きです。で、熟したクリちゃんのアルバムはマッド・デニスの名スタンダード「園児得るアイス」で幕を開けます。このアルバム、サイドマンと選曲がイイんっすよねー。ちなみにメンバーはバリー・ハリス、リロイ・ヴィネガー、レニー・マクブラウンです。書き忘れていましたが『職人芸』のほうはドロ・コーカー、ラリー・ゲイルス、ジミー・スミスのトリオに、ギターのレイ・クロフォードという編成であります。ジミー・スミスというのはオルガンじゃなく、ドラマーのほうね。で、話を戻して「エンジェル・アイズ」。クリス独特の高温部を活かした根性焼きプレイって、そんなん嫌です。クリス独特の高音部を活かしたナイーブなバラード・プレイが堪能できます。前ばり貼りっすのブルージーなピアノもよろしい。続いて「ティン・ティン・デオ」。この曲名を俳句の課題にすると、昆布くんあたりが

・「〇ン〇ンで？」「お～♪」

> 器具ばかりぢゃね♪

とかいう、とんでもないのを作ってきそうですな。やめて欲しいものです。「お～ ♪」じゃねぇ！元来はラテン調の派手派手ナンバーなんですが、ここでのクリスはナイーブさと、お下劣さがないまぜになったような独特のスタイルで吹ききっております。秀逸です。でもってタイトル曲の「サタディ・モーニング」はやっぱり外せませんね。テンポを外したバラード調のイントロに始まり、テーマになって、すーっとドラムスが入ってくる瞬間がたまりまへん。最初はしみじみと吹いていたクリちゃんが、やがて感情の高ぶりと共に絶頂に至る過程を逐次堪能してください。中間部のバリー・ハリスのピアノがいい冷却剤になっております。いかにもパウエル直系らしい格調を感じさせ、秀逸です。以上。

（７）（８）（９）　『ＯＵＴ　ＯＦ　ＮＯＷＨＥＲＥ』　(MUSE)

　初の来日公演を前に、謎のピストル自殺を遂げてしまったソニー・クリス。享年５０歳。クリちゃんはミューズ／ザナドゥ３部作のあと、インパルスに２枚のアルバムを残しているんですが、いずれもフュージョン仕立てですんで、それはなかったことにして。最後はこの『アウト・オブ・ノーホエア』で締めてみたいと思います。『職人芸』からギターが抜けたカルテット編成による、クリちゃん最後の輝きを記録した１枚と言えるでしょう。ここからも３曲です。まず最初に「エル・ティエンテ」。タイトルからしてラテンっぽいこの曲は、このアルバムでピアノを弾いているドロ・コーカーのオリジナル。バリー・ハリスに比べるといくぶん泥っぽく、いかにもＢ級って感じのピアノを弾くんですが、それがまたクリスにはよく合うんですよねー。曲自体も、とってもグー！クリスのけれん味のない吹きっぷりも、とってもグー！プレスティッジ時代のクリちゃんを思わせる快演でございます。もう１曲はタイトル曲の「アウト・オブ・ノーホエア」。いかにもパーカー直系らしい正統派アルトが聴かれ、とってもグー！で、ラストにはこの曲を持ってきましょう。「ブラザー・キャン・ユー・スペア・ア・ダイム」。なあ、兄弟。俺に１ダイム貸してくれないかい？こう持ちかけて「やだ！」と断られ、人生に絶望したのがクリスの自殺の動機だと言われております。１ダイム（１０セント）くらい貸してあげればよかったのにね。ま、とにかくこの曲をクリスの「白鳥の歌」として深く耳を傾け、とってもナーバスで傷付きやすい人だったという故人を偲びましょう。アーメン。。。

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